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<ネタバレ>親が悪い、社会が悪い、自分は不運だった。だから盗みもやるし、クスリにも手を出す。仕方のないことだ…。そんなジェリーを変えた父の姿。このような苦境に立たされても決して希望を捨てない。嘆願書を書き、祈り続ける日々。堕落していく息子にも失望はしても見放しはしない。そんな父を演じたピート・ポスルスウェイトの素晴らしいこと。同じ刑務所に入れられたというのはフィクションらしいけど、冤罪事件をベースにした父と子の物語は一粒で二度おいしい。真犯人が現れ、同じ刑務所にやってくるなど飽きさせない展開でもある。そのせいか駆け足に感じる部分も無くはないが、それでも自信を持ってお薦めできる一本。