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<ネタバレ>事前に「時間が逆行する」「演者が逆再生の動きで演技した」というような事前情報を得ていたにもかかわらず、スッキリと理解することは出来ませんでした(笑)。なんとなくこうなんだろうなという予想は出来るものの、時間軸や人物の動きにおいて??な点が多かったですね。でも時間の逆行(あるかどうかは疑問です。もしかして量子領域ではあるのかもしれませんが。)をなるべくわかりやすく視覚化しようというノーラン監督の心意気みたいなものは感じられました。
唐突な話ですが、RPGを最初から攻略本を見ながらプレイするタイプの人間がいます。私もそうです。そうする理由は色々あると思いますが、私の場合は時間的な理由ではなく、いろいろ知った上でそれを実際に追体験することで得られる満足感を味わいたいからです。もしかするとTENETもそういう楽しみ方の方が合っているのかもしれません。映画は映画館で観るのが一番いいとは思いますが、この映画は自宅で、わからなくなったら場面を何度も巻き戻して理解できるまで見る、という見方のほうが楽しめるのかも知れません。
パンフレットは洋画にしては分厚いですが、日本語版の科学監修を行った大学の先生が時間逆行の解説を行っており、映画を理解する上で大変役立ちました。
その上でもう一度見るとかなりスッキリするんじゃないでしょうかね。
追記:
しょうがないので2回目を見ました。ようやく大体理解できました。細かい点でわからないことはあるんですがね。ただ、個人的には何回も見ないと完全に理解できない映画は映画としてどうかな、と思います。あと、1回目を見た時からときどきBGMが変になるなーと思っていましたが、逆行視点で場面が描かれているときはBGMも逆再生になっていたんですね。だから時々変なBGMになるんですね。今回ちゃんと内容が理解できたのでそういう意味では7点なのですが、1回で理解出来なかったのがくやしいので(笑)、6点のままです。