<ネタバレ>外では人気者で家では厄介者。自由気ままな旅暮らし。あれ?まる .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>外では人気者で家では厄介者。自由気ままな旅暮らし。あれ?まるで寅さんじゃん。でも唯一違う点は、寅さんは決して悪事に手は染めない。とはいえテキヤ稼業も3割はヤクザみたいなもんだけど。(^_^;)
実話を元にしているし、いくらなんでもこのまま何事もなく終わるわけないっていうのは分かってはいても、それでも感情移入しすぎて、なんとか逃げおおせてくれって、真面目な話何度も何度も祈っちゃいましたよ。いやぁ~恐るべし、イーストウッド様。
ただ、一度黒いトラックがやたら止められている光景を目撃しておいて、そのまんま黒いトラックを使用した点が気になって気になって仕方なかった。そもそもあれだけの組織なんだから逆に警察無線の傍受や、スパイや情報屋がいてもいいと思うんだけど、なんか悪い奴らにエールを送るわけじゃないけど、もうちょっと頭使えよな!て思っちゃいました。
いろいろと良いシーンはあるんだけども、個人的に一番好きなのは、ナチ総統閣下呼ばわりしていたフリオに旨いチキンバーガーを食べさせてあげたところ。年代や人種や多様な弊害があったとしても、旨いものを分かち合うことで生まれる連帯感や信頼感みたいな、もうね言葉なんかいらないんですよ。ああいうのホント好きです。
ただなぁ~なんだろう、めっちゃ良い映画なんだけど、ラストの法廷での家族の対応。特に娘さんは散々嫌っていたんだから今までのお金が実は犯罪で得たお金だって知ったら、もっと嫌いになってもいいはずなんだけどな~。それとも悪いことしてでも家族のために頑張った、とでも脳内変換しちゃったんだろうか。あの園芸農園だって汚いお金で買い戻したんだし、それって世間にバレちゃうんじゃないの?そんな農園のお花を買ってくれる人や評価してくれる人たちが現れるんだろうか。てまあ余計なことまで妄想させられちゃいました。恐るべし、イーストウッド様。[良:1票]