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<ネタバレ>元の原作はネットで読んでたことがありました。でも最後どうなるかとかは明確に覚えてなかったです。元の原作漫画自体がとても良く出来ててめっちゃ感動した、てことは覚えていたので鑑賞前からすでに高評価は間違いなしだったけど、本当にそうだった。てか原作漫画読まずにこのアニメだけ観てたらもっと違った感動だったんだろうな~...まあでも本当に素晴らしい作品です。
とにかく主人公藤野の心境の変化が本当に素晴らしい。自分より絵の上手い京本の存在を知って努力し始める。しかし努力しても適わないと努力を諦める。しかしその京本から実は先生と崇められていたことを知りまた努力し始める。それも二人で...。この一連の流れが思春期の時期とリンクしてより一層そこに、青春。としての輝きを放つ。漫画制作という傍からはじみ~に見える世界なのにとてもキラキラと輝いて見える。二人の、二人だけの世界が本当に純粋で美しい。だからこそその京本が、離れ離れでも存在していた京本が、突然この世界から消えてしまう喪失感は、心を半分もぎ取られたみたいでいたたまれない。藤野が外の世界に連れ出した自分のせいだと責めるけど、そうしないと息をすることさえままならない。悲しすぎるけどそれでも京本が昔描いた4コマ漫画を読んで、漫画の魅力を、自分が漫画が好きだということを、二人で歩んできたあの大切な日々を、思い起こさせてくれる。言葉や台詞はなくとも表情だけで心境の変化を表現して見せてくれる演出には本当に脱帽です。素晴らしすぎます。
藤野が小学生の時に描く4コマ漫画が、いかにも小学生が描きそうな漫画すぎてその内容がもう優勝です(笑)