<ネタバレ> テイストは1作目に近いかも。
とにかくストーリー、そし .. >(続きを読む)
<ネタバレ> テイストは1作目に近いかも。
とにかくストーリー、そして主人公を含めたメインのキャラクター、そのどちらにも魅力がまるでありません。
ですから、どんなに美しいドリフト走行を見せられても、高揚感を感じるには至りません。
やはり、エンタメ作品であっても、ストーリーとキャラクターは大切ですね。
そもそも、ハンが組のアガリをピンはねしたうえに、コトがばれると開き直り。そんでDKに追い掛け回されて、最後はクラッシュして炎上。自業自得じゃないでしょうか。
にもかかわらず、主人公のショーン、DKに殴りかかります。そして『レースで勝負だ。負けたほうが街を出て行く。』って。いやいや。お前に正義の心はないのか。DKのほうが筋が通っているでしょう。これは『主人公』という権力を振りかざした悪質な『職権乱用』ですね。
はっきり言って、こんなに共感できない主人公は、はじめてです。
周りがみんな主人公の味方なのも、???です。
しかしこの作品を見て、『ドリフト』って日本ならではのお家芸なのかなって、思いました。道が狭く、山道が多く、アメリカに比べるとカーブが多そうな日本。ドリフトで円を描く技術とか、立体駐車場上っていく映像とか、美しすぎます。
これでストーリーとキャラクターに魅力があれば、傑作になったのに。
日本の高校に入学したりとか、その辺の発想、舞台設定は非常に面白いです。ただ日本の高校って、こんなんでしたっけ?それに、この舞台設定が果たして効果的に機能しているのでしょうか。
日本という舞台が、本当にただの『舞台』にすぎないとしたら、もったいないですね。
いろいろ文句つけましたが、こんな作品でも、北川景子がヒロインやっていたら高得点つけたかもしんないです。
一番筋が通っていないのは自分ですね。