<ネタバレ> もしかすると、これは一種の変則的なラブストーリーでもあるの .. >(続きを読む)
<ネタバレ> もしかすると、これは一種の変則的なラブストーリーでもあるのかもしれません。
「目が覚めたときに自分を包んでくれる人がいてくれたら・・・そんなのは夢のまた夢なのだが・・・」
と、遂に本音を明かすフランク。
つまりは結婚願望。多くの人に訪れるイベントが、フランクには夢のまた夢という現実。なぜならあの性格だから。
ですがクリスというありえないくらい心清らかな青年と出会い、フランクの人柄に変化が。だからこそ、最後の演説は見応えのあるものになったのだと思います。
フランクは長所より短所の多い人間です。そのフランクの人としての最も良い部分が、それこそ最も良い形で表現された演説。
それは見ず知らずの女性の先生のハートを少しだけ動かしてしまいました。
声をかける女性の先生。ちょっとだけ口説くフランク。
足取り軽やかに、子供たちとふれあうフランク。
映画はそこで終わってしまいますが、その子供たちとのふれあいのシーンで、明らかにその後のフランクの人生が再び輝きだすことが暗喩されています。
とても心地よい余韻が残りました。