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<ネタバレ> ベティはゾルグを偶像化し、自分とゾルグの関係さえも偶像化してしまいました。
偶像化には拍車がかかり、ベティの中で理想のゾルグ、理想の恋愛、理想の未来が完成しつつあります。
しかし悲しいかな、ベティには、現実と理想のギャップを上手に修正することができません。そのギャップと直面するたびに、ベティは発狂し、錯乱し、少しずつ精神を削っていきます。
ゾルグは気づいていました。かなり早い時期から気づいていました。気付いていたからこそ、「彼女がイカレていること」を認めたくありませんでした。また、彼女と離れるのも嫌でした。なぜならゾルグもまた、ベティが描く理想に次第に夢を見るようになっていたからです。現実のベティとの生活に酔いしれていたからです。ベティという存在に依存してしまっていたからです。
早い話、ゾルグはベティさえいてくれれば後はどうなっても良いというくらい、正気ではなくなっていました。
そんなゾルグには、もはやベティの暴走を止めることはできませんでした。
・・・・・・・と、勝手にこの映画の人物描写をしてみました。
ベティに必要なのは愛情ではなく教育です。
と、誰かに言いたいのです。
映画としてはクオリティ高いと思います。
【※注意※】この映画には過激な性描写、およびショッキングな内容が含まれております。