1. ハチワンダイバー
「月下の棋士」を何度読んでも「将棋」の面白さはイマイチわからなく、「しおんの王」みたいにポップな絵柄ではどうか?と思い読んでみたものの、やっぱりイマイチわからない。いわゆる「将棋漫画」は水が合わないのだ、と思っていた。が、しかし。「ハチワンダイバー」は、面白かった。「受け」「中飛車」「雁木」などの将棋用語にはついていけない感があるものの、ヨクサル氏の独特な勢いとセンスや、馬鹿馬鹿しいくらいに説得力溢れるセリフに圧倒。あの手この手で登場するデタラメ感あふれる真剣師たちのキャラクター群も秀逸。これまでブレイクしそうでしなかったカリスマ・柴田ヨクサル。今後の活躍も期待大です。 9点(2008-04-20 14:42:35) |
2. バチバチ
《ネタバレ》 下手をすれば「時代遅れ」と評されてもおかしくないベタな相撲漫画ではあるが、今は廃れて久しい少年漫画の野蛮なアツさがあり、非常にカッコいい。 ちょっと森下ジョージを意識したキャラ配置が難ですが、久しぶりに堂々とした「少年漫画」を読ませてもらったような気がします。 7点(2012-08-27 04:54:44) |
3. ハチミツとクローバー
私の周りの同世代のオッサンの漫画読みが次々とハマッていったという経緯を持つ、全方位一方通行ラブストーリー(コメディ)漫画。 繊細な語り口調と、独自の高テンポなギャグが良い感じで噛み合っている。ライトな作風ではあるが、登場人物がしっかり練れている感じで、読み応えもある。終盤は少し急ぎ足っぽく感じるものの、最終回の切なさは見事だった。 7点(2007-12-05 06:24:50) |
4. ハヤテのごとく
悪趣味だが、その悪趣味さに突出していないのが難点。オタクに媚びる漫画は、甘え上手の天然嬢を相手にしているような虚しさを感じる。アニメネタが多く、わかる奴にしかわからない笑いが多いのも、しんどい。オタク向けのプチ笑い系なら、「らきすた」の方が悪趣味さに突出しているだけ面白いのでは?まぁ、どっちも笑いが複雑で楽しみ難いが。 3点(2008-04-20 14:52:10) |
5. バクマン。
原作者や登場人物のマンガに対する愛情や熱意が、実に薄っぺらくコッケイに映る。このマンガを読んで漫画家を目指そうとしている人間に、面白いマンガなんて絶対描けない。マンガ舐めんなよ。 2点(2009-02-16 05:59:10) |
6. バリハケン
《ネタバレ》 ヤンキーにもオタクにも失礼な世界観と寒いギャグが絶妙な風味を醸し出していて、実に面白くない作品だった。ワザとなのかナチュラルなセンスなのかは分からないが、ヤンキー・オタク・萌えの描写がどことなく古く、雑なのも気になった。 少年ジャンプでの打ち切り作品に、今更オチの悪さまでは言及しないが、最終回もヒドイもんだった。 そしてこんなにも読者層が読めない作品も珍しく、ハテ、この作品はいったい誰を楽しませる漫画だったのか?と、ついつい要らん事を考えてしまう今日この頃である。 1点(2008-10-28 15:36:22) |