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プロフィール
コメント数 24
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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21.  幽☆遊☆白書 《ネタバレ》 
連載が長引くことで話がマンネリ化し、凡作と化してしまう作品は数多くあるが、連載後期の話のスケールアップによって逆に傑作と成り得た作品は珍しいのではないだろうか。仙水編以降のダークな展開と連載初期からは想像も付かなかった「魔界と人間界の融和」というラストはそれまでの少年漫画にありがちな善悪二元論を否定し、善悪の境を曖昧にして見せた点でも新鮮だった。特に戸愚呂弟と仙水の最後のセリフは絶対悪にはない器の大きさを感じられ凄く印象に残っている。また、飛影と時雨の対決はこれまで見た真剣勝負の中でもベストに挙げたい名勝負。
9点(2008-01-04 19:35:17)(良:1票)
22.  ドラゴンボール
とにかくストーリー構成が天才的。1つ1つの戦いを途中でダレることなく徐々に盛り上げる形で最後のクライマックスを演出している。ブウ編のゴテンクスのハチャメチャな戦いも見ていて面白かった。ただ、悪役が類型的だったりと『HUNTER×HUNTER』に比べると緊張感では劣る。戦いもレッドリボン軍以降は負ける→修行→リベンジのワンパターンで飽きると言えば飽きる。『HUNTER×HUNTER』がSRPGかARPGだとしたら『ドラゴンボール』は属性の無いRPGと言ったところ。最終回は「ドラゴンボールGT」のほうが良かった。
7点(2008-01-04 19:17:05)
23.  HUNTER×HUNTER
これが載っていなきゃジャンプは読まなかった。もはやこれは「天才だから描ける」というより「天才にしか描けない」漫画だと思う。『DEATH NOTE』が「天才対決」ならこちらは「天才たちの世界」とでも言ったところ。どう考えても勝てないような敵相手に気迫だけで打ち勝つ、というバトル漫画が多い中、実力の及ばない相手には策を練って勝利するという納得のいくスタンスが出来上がっている。また、これまでは「修行をきちんと描いているバトル漫画」といえば『ドラゴンボール』だったが、これからは『HUNTER×HUNTER』で決まりだろうと思えるぐらい修行を説得力があり、充実したエピソードとして描いている。さらに、ストーリーの巧妙さに次いで魅力なのは冨樫のキャラの引き出しの広さ。キメラアント編に入っても魅力的なキャラクターが続々登場するし、実際モラウはシリーズ全体で一番のお気に入りのキャラ。G・I編やキメラアント編は一見テーマからかけ離れてるように思わせるが、ゴンとキルアの成長と言う意味ではいずれも重要な役割を果たしている。また、キャラの扱いが酷いという意見も散見されるが、『ワンピース』が悪役に至るまで無意味に不死身を誇るのと比べれば緊張感を高める意味でも十分認められる演出だと思う(実際、仲間の誰が死ぬかわからない)。度重なる休載に作者のモチベーション不足が問われる作品でもあるが、これだけ巧妙な漫画でありながら高いクオリティを維持していられるからこそ読者がついていけるのだと思う(作画もコミックスでは修正されているし)。  追記:アニメも見てみたが、アクションシーンにおけるセリフの処理がなんともお粗末だった。冨樫の文章の構成とセンスは漫画として十分完成されたものであることを再確認させられた。
10点(2008-01-04 17:21:48)
24.  DEATH NOTE 《ネタバレ》 
天才同士の対決をDEATH NOTEという小道具だけでここまでスリリングに描いたことはやはり凄いことだと思う。奈南川のヨツバ社員としてのプライドの発言や相沢の火口逮捕時に語ったいかにも少年漫画的な臭いセリフが全て無駄に終る皮肉にも笑えた。ただ、どちらかといえば欠点の方が目立つ。まず、ドラマが希薄なこと。テンポ重視のためわざとやっているのはわかるが、おかげで月にとって重要な意味を持つはずの「正義の象徴」夜神総一郎がLの足を引っ張っているだけにしか見えない。それから、DEATH NOTEルールに後付が多いのも気になる(特に「ノートに触ると失った記憶が蘇る」というのはかなりご都合主義的に感じた)。それから第2部の「Lの後継者との対決」というのはあからさまに焼き直し。どうせなら、キラに反目する犯罪者との共倒れを見たかった。アニメも見たけど今のところ実写映画版のラストが一番良かった。  ちなみに「文章が長いのは漫画として失格」という意見は必ずしも正しくないと思う。「絵で表現すべき」というのは正論だが、極端になると絵画や映画に任せれば良いことだし、絵だけでなく文章も使えるのが漫画表現の利点なのだから最大限に活かして然るべきだろう。事実、アメコミは格段に文章が長いし、「HUNTER×HUNTER」ではアクションシーンにおいてテンポを乱すことの無い状況描写を可能にしている。
6点(2008-01-04 16:39:06)(良:1票)
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