《ネタバレ》 うわあ、まだ誰もレビューしてないんだ。なんだか恥ずかしいなあ。40代も後半に突入の親父が読んでる漫画じゃないでしょうに。それも夫婦揃って。子供はいないので単純に自分達が好きだからという理由でコミックスもまとめ買い。もともと忍者ものなどに興味があって、古くはサスケやカムイ外伝等をよく読んでいました。しかし、設定がリアルになりすぎていて、重い話が延々と続くので疲れたこともありました。ナルトは純粋には忍者ものというジャンルにはあてはまらないかも知れません。どちらかというと青春ものですか。忍者アカデミーみたいなものもあり、ラーメン屋もある。服装だってカジュアルです。非情な世界とは程遠い独特の世界観があります。その中で、少年が成長する姿をじっくり描いて、その姿に周りの者たちも影響を受け、それぞれ心を解放して仲間になったり、ライバル心を燃やしたりと、全くもって少年漫画の王道を行き過ぎている展開です。赤面すら覚えるのですが。でも、読んでしまうのですね。ナルトの一途なまでの仲間を思う気持ち、一生懸命な姿勢が泣かせるのです。自分の忍道は曲げない、確固たる信念に裏打ちされた数々の行動に共感してしまうのです。脇を固めるキャラクター達も印象強く、特にサスケ、ロック・リー、カカシ先生、シカマル等は見せ場もふんだんにあり、一見雑なようなそれでいて変わった構図によるコマ割と絵の線が妙に合わさって興奮したり、オロオロしたり。映画も観に行ったりしてます。さすがにグッズはよう買わん。コスプレもできません。ただ、本当に面白いと思います。古臭いパターンなのかもしれませんが、自分には非常にツボにはまる作品です。
【映画小僧】さん
9点(2007-10-22 17:51:31)