みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★63.《ネタバレ》 この映画では2050年には太陽がなぜか活動が弱まって地球が凍り付くという設定だが、太陽という恒星は水素がヘリウムに変換される核融合によってエネルギーを放出しており、一説ではその燃料が枯渇する63億年後には赤色巨星となって消滅するそうです。その燃料となる水素の減少によって逆に太陽からの放射エネルギーは徐々に増大していて、5億年後には地球は焼け焦げた惑星と化して生命が存在できない環境となるだろうとの予測もあります。まあ今からたった50年後に太陽が活動縮小するなんてことはあり得ないことですが、そこはSFだから全然ありですね。 ほぼ宇宙船内だけでストーリーは展開し登場人物はモンスターと化すマーク・ストロングを含めても9人こっきり、イカロス2号の乗員たちは8人中3人が東洋系でわれらが真田広之が船長!でも序盤であっさり退場しちゃったのは残念でした。イカロス2号の外観や船内はよく造りこまれていると思いますが、“地球の核物質をすべて使って製作したマンハッタン島ぐらいの大きさの核爆弾”というのが宇宙船のどこに装着されているのか不明。ラストで太陽に打ち込まれるその爆弾はどう見ても普通(?)の大きさで、ちょっと大風呂敷を広げ過ぎじゃない(笑)。本作はダニー・ボイルと脚本アレックス・ガーランドの最後のコンビ作だけど、その後監督業に進出したガーランド作品の暴走ぶりを考えると、ボイルは彼を良くコントロールしていたなと思います。でもこれだけは言っておきたいんですよね、この映画は中盤以降の展開はその10年前に撮られた伝説の怪作SF『イベント・ホライズン』とそっくりなんですよ。なぜかモンスターと化したイカロス1号の船長マーク・ストロングの登場は、ここに由来していたとしか思えません。とは言え『イベント・ホライズン』ほどのモンスター風味は薄く、ガーランド脚本特有の哲学趣味というか臭みが濃厚だったのも確かですけどね。 けっきょく登場人物は全員死んでしまったが、人類は救われる(のかな?)という結末は陳腐ではあるけどラストカットはダニー・ボイルらしさがあって良かったと思います。彼は本作でよほど苦労したらしく「もうSFは二度と撮らない」と語ったそうですが、それは確かに正解だと思いますよ(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-12-10 22:06:28)★《新規》★ 62.一般的には好き嫌いが判れそうな展開です。残念なことにダニーボイル&アレックスガーランドら特有の”驚く展開にしたい”という妙な癖が多数の観客の反感を買ってしまったような気がします。 皆さんご指摘の通り後半部分があまりにも突飛ですが、そもそもこの映画は序盤からピンバッカー(マーク・ストロング)的思考で話が進んでおり、実はほとんどのクルーが太陽に魅せられています。ある者は破滅し、ある者は命を投げ出し、そしてある者は使命を達成する、そんな映画です。ピンバッカーがああなった経緯が端折られているので、そういった意味では非常に不親切といえますが、序盤からサール(クリフ・カーティス)やカネダ船長(真田広之)など太陽と関わるシーンが多く、ピンバッカーがどうなっていったのかはおのずと理解できる作りにはなっています。 仮にピンバッカーが出ていない脚本を想像してみましたが、それはそれでやたらと退屈で地味な映画が出来上がりそうな気もします。結局のところ、ダニーボイル&アレックスガーランドの選択は間違っていなかったということでしょうが、ピンバッカーの扱いがもう少しソフトでしたら万人受けしただろうにと、その点は本当に惜しいと思いました。 ラストも綺麗にまとまっていてなかなか完成度の高いハードSFといえます。若干の説明不足感や各シーンのぶつ切り感はありますが、冗長になりがちな説明シーンを省いてくれたおかげでスピード感と緊張感を保った素晴らしい編集になっています。宇宙が大好き、SFにもロマンを求める、哲学的な映画が好き、ハードSFが好きという方には強くお勧めできる映画です。ノーラン監督のインターステラーとは対極にあるようなハードSFの名作といって良いでしょう、個人的には最高のSF映画でした!! 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 9点(2020-02-27 12:55:01) 61.《ネタバレ》 今、何が起こっているのかがとてもわかりにくい。複雑な設定。難しい専門用語。細かいカット割り。なんだろう、終始ごまかされているような印象。 とは言え、とは言えですよ。やはり『宇宙』というものに憧れる身としては、この映画にはそれなりの『畏怖』や『浪漫』を感じずにはいられません。でも宇宙やら、それ関連のSFに興味が少しでも持てない方は最初からお断りといった趣。万人向けでもなければエンターテイメント作品とも言い難いでしょう。 後半になるにつれ、サスペンス色が強くなります。終盤は完全にホラー。ピンバッカーについてはボロクソに叩かれていますが、彼の登場でこの作品の娯楽度は上がった気がします。 小難しい話はちょっと・・・。哲学的な話はちょっと・・・。宗教は論外。という私は、『単純なワクワク』『単純な恐怖』を求める庶民代表。ピンバッカー登場によるスリラー演出は嬉しい展開です。 かといって、この映画自体が面白いかと言われれば微妙。そもそも、『予定の針路を勝手に自分たちの判断で変更して、その結果全滅しちゃう』なんてパターンは、私が一番嫌いとするところ。小難しい居丈高な物腰の作品のわりに、そーゆーところはホラーあるあるなんですね。なんだかなあ。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-10-30 07:34:59) 60.《ネタバレ》 物語性不足もはなはだしい。おおまかなストーリーは東宝作品「妖星ゴラス」のアバンタイトル=隼号突入のエピソードみたいなもの。到底2時間持たせるような内容ではない。前任のイカロス1号が謎の救出信号云々〜の月並みなエピソードが挟まれているが、ストーリーを盛り上げることに一切貢献していない。それどころかホラー調になってSF作品としての焦点をぼやかしてしまっている。ミッション変更の瀬戸際に立った乗組員たちが「多数決ではなく、科学者としての正しい選択をしよう」という耳を貸すべき台詞が出てくるが、その後の選択の根拠というのが全く科学者らしからぬ「爆弾2個ならミッション成功率2倍!」などという丸八真綿のCM(ご存じない方はyoutubeで見てみてね)並のトンデモさでタメにする脚本ここに極まれりの感があった。真田広之は何を考えているのかさっぱりわからない。特攻賛美のようなヒロイックな演出も鼻につく。名作「スラムドッグ・ミリオネア」の奇跡的脚本をみごとにまとめ上げたスマートな監督とは思えない凡作だ。 【皮マン】さん [ブルーレイ(邦画)] 2点(2016-08-12 11:55:39) 59.《ネタバレ》 完全にハード宇宙SFなんですが、途中のサスペンス描写はたまらない。もっと評価が高くてもいい作品ですね。 太陽の力が弱まり、地球での生活が続けられなくなるレベルに。そこで、地球のすべての期待を込めて太陽を活性化するためのマンハッタン島ほども大きさのある核爆弾を積んだ宇宙船が太陽へ、2057年。 いろいろ事件が起きますが、人為的なモノが多いのが私は好きです。クルーが必死になんとかする感がサスペンス要素を際立たせます^ ^ 真田広之もいい役もろたなーと。かっこいい(^O^)/ ラストも美しい^ ^ 最後に…、ダニーボイル映画は音楽が素晴らしい。 【JF】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-08-28 21:58:17) 58.《ネタバレ》 太陽を浴びて悦に入る男から始まるシーンから駄作を予感させるのに十分で、 その序盤がそのままクライマックスだった。役者以外の見所といえば、主人公らしき男が現われるまで ヒロインと化け物が微動だにしないという、ゲーム的手法を取り入れたところか。 【michell】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-05-21 14:32:07) 57.多数同じ意見がございますが、前半に期待が持てた分、後半に対しての落胆が、、、。でもラストのラストは良かった。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2014-09-10 23:50:43) 56.《ネタバレ》 説得力ないなあ。。アジア人は残らないってわかってたから、自然と絞り込めたし、SFとしても弱いね、お金かかってるだろうに、もったいない。 【HRM36】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2014-05-12 13:34:04) 55.《ネタバレ》 ホラーだったのかぁ……。途中までゾクゾクして見てたのに、ゾンビ的なヤツが現れてガッカリ。 シールドの調整とか言う事の詳しい解説や、最後切り離しの時の位置関係など(どこから切り離してどうなる予定で人は何処にいるのかなど)説明が足りず、よくわからないところがある。生きていた女と化物との三人のシーンは、投下中のナニカの中らしいが、あんな普通の環境ではいられないだろう、と思うんだが。 本来なら化物が七年間話していたという神と、二号のクルーたちの絡みというか、その関連の話が見たかったとこだが…。 ああ、そうだ。ロバート・キャパなどと言う思わせぶりな名は一体何なんだ?それだけで色んな事、邪推しちゃうじゃないの。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-09-14 12:53:23) 54.内容が解り辛くて面白くない。ホラー気味で楽しめなかった。真田広之は良かった。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 3点(2013-04-02 19:41:16) 53.《ネタバレ》 キリアン・マーフィいいですね。真田もいい。というか出演者みんな良かったです。内容は前半まで良かった。1号の船長が出てきてからつまらないというかもったいないというか。サスペンスでなくてもよかったと思います。コンタクトみたいな展開だったら良かったのにと個人的には思います。 【大谷イレブン】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-06-25 20:37:58)(良:1票) 52.《ネタバレ》 酷すぎる。科学的設定が凄くいい加減。宇宙空間に対する知識もメチャクチャ。体にアルミのようなモノをグルグル巻いて宇宙空間へ飛び出した時は失笑した。宇宙空間はとても寒いから凍る・・・という小学生のような発想で、よくもこんな大金を注ぎ込んだものだ。そもそも、全人類の運命を背負ってる人間達の取る行動じゃない。見始めてから膨らむいや~な感じは最後まで続く。そして、地球は救われました・・・と言われても、感動はひとかけらも起こらない。製作者が見せたかったのは「本格SF」なのか「SFサスペンス」なのか、はたまた「SFホラー」なのか・・・どれを取っても半端である。 【へろへろ】さん [地上波(吹替)] 1点(2011-06-19 16:45:09) 51.TVで前半30分程度観ただけで、観損なってしまい..雰囲気もシリアスで意外と良かったので、再度レンタルDVDで鑑賞..しかし、終盤辺りが、なんだかな..の展開..前半が良かっただけに、残念... 【コナンが一番】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-04-13 17:22:33) 50.どんなスケールを描こうが人間同士の問題がクローズアップされるのは残念だ。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-13 00:04:39) 49.《ネタバレ》 「イベントホライゾン」がトラウマになってしまった小心者にとって、あの火傷オヤジが出てきた時の恐怖といったら、そらー大変なもんだ。あいつがきっとクルーを殺して回ってイカロス1の悲惨な映像とかも見せられるんだ、とかって泣きそうになりながら見ていたらそうでもなく、「イベントホライゾン」のサム・ニールの方が100倍怖かった。新しいトラウマしょいこまなくてよかった。 【センブリーヌ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2009-12-23 00:52:05) 48.《ネタバレ》 朱き怒りの炎をまといし神よ。 その光 輝きいや増して、 我が身に宿りし罪の影、色濃くなさん。 おお神よ、罪深き 人の身を許したまえ。 神に近づきし者 皆、翼を折りて、その身を焦がし、 犯せし罪のあがないとなさん。 イカロスの名を冠せし船、たまわりし者として… CPT.PINBACKER 【海之松】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-14 22:02:26) 47.いや~凄かった。この映像世界は何だ?やっぱダニー・ボイルだな。あと毎度思うんだけど音楽良すぎです。 【マリモ125cc】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-06 15:47:00) 46.駄作。それっぽい作りにしただけな感じ。圧倒的に説明不足な場面が多々あり見ていて退屈。言わなくてもわかるでしょ?と高尚に見せようとする感性そのものがチープに感じた。視聴者に委ねて良いことと悪いことの取捨選択ができていない。使い古しのネタとはいえ普通に作ってもそれなりに面白くなるネタを調理してこれでは評価できない。 【ムッシュ★いち~ろ!!】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-03-06 17:35:09)(良:1票) 45.アルマゲドンの後半とイベントホライゾンを足してホラーテイストを抜いた後2で割ったような作品です。散漫な作品になってしまいました。 【ミッド】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-01-24 23:52:22)(良:1票) 44.《ネタバレ》 どうしようかと思った映画だった。ダニーボイルの作り出す世界にはいつもすぐに入れるんだけど・・途中に出てきた彼はちょっとあんまりだなあ。あれで壊れたなあ。あれさえなければなあ・・・・。相変わらず音楽とカメラワーク、ビジュアルはツボなので、5点以下にはならないのです。それどころか7点です。冷静に思い返すと、途中で出てきた彼さえいなければもっと点数あがっただろうなと思いますので(個人的にです;) 【Shiori】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-10 18:15:52)
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