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タイトル名 |
約三十の嘘 |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2005-08-02 17:32:54 |
変更日時 |
2007-06-13 17:14:12 |
レビュー内容 |
密室という設定にプロの詐欺師たちの騙しあい、となればやはり手の込んだトリックを期待してしまうわけですが、大いに裏切られます。別の部屋をとってるなんてトリックとは言えない!と、文句から入っていきましたが、これは信頼関係の中で築かれた暗黙の了解があって初めて成立する詐欺で、いわばずるい詐欺なわけです。つまり、そもそもトリックを楽しむものではなく、信頼関係の崩壊と崩壊の阻止がメインのドラマになります。問題はそのドラマに気付く前に手の込んだトリックを期待させてしまう作り(それぞれの登場シーンとか)にあるのだと思うのですが、そういうことを度外視しても、列車の疾走感だとか、密室の緊張感だとかが皆無で、せっかくのおいしい設定が無視されているのが残念でたまらない。ミルキーちゃんのキャスティングはいいっす。私は絶対騙される自信があります。(そんなもんに自信持ってどーすんの) //追記//これって舞台劇にしたら面白いのに、って思ったら舞台劇の映画化だったんですね。うーん、映画化の旨みが無いぞ。
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