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タイトル名 |
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-07-28 17:21:12 |
変更日時 |
2004-07-28 17:21:12 |
レビュー内容 |
完璧のはずのシステムがたった一人の人間によっていとも簡単に崩れさる様をコメディで描く。アメリカ政府はこのようなことは起こらないと言ってるが、あくまでコレに関してのコメントであって、しょせん人間のつくりあげたものに完全は無い。それでも完全だと思ってしまうところに愚かさを感じる。それにしてもキューブリックの戦争を扱った映像はどれも他の戦争映画にはない怖さがある。まず反戦色が無い。かといって勿論、戦争を賞賛しているわけでもない。ただ人間の愚かさを描くための一つの材料にすぎず、どう感じるかはご自由にって感じです。変にメッセージがこもっていないので余計に背筋がゾッとするような怖さを感じるのでしょう。ラストの歌「また会いましょう」は『フルメタル・ジャケット』の「ミッキーマウス・マーチ」以上に強烈な印象を残す。 |
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