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タイトル名 |
スター・トレック(2009) |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2009-06-22 16:05:00 |
変更日時 |
2009-06-22 16:05:00 |
レビュー内容 |
こんなにも中身スカスカでいいのだろうか。いやべつに哲学的であれなんて言いたいわけじゃない。時空を超えた世界としての大まかな筋は満足もしている。ただそれにしたって駆け足すぎやしないか。若きカークの単純明快なやんちゃぶりもさることながら、父の死と引き換えに生まれたことの葛藤やらなんやらがごっそり抜け落ち人物造詣も何もあったもんじゃない。日本のアニメによくある熱血漢のリーダー(概ねイメージカラーは赤)と冷静沈着な二番手(概ねイメージカラーは青)といったキャラだけを提示しているだけで深みが全く無い。スポックとの確執から唯一無二の戦友とまでなりゆく心の過程までもワープさながらにひとっ飛び。ワープと転送装置でただでさえ見せ場以外が端折られる傾向があるのに、この中身スカスカぶりはある意味凄い。『スター・ウォーズ』のドロドロよりも単純にスカッといこうよって感じか。それにしても復讐の鬼と化した敵をスカッと切って捨てるラストシーンもどうかと。この新シリーズ(あるの?)はこのままスペクタクルオンリーでいくのかな。初スタートレックの人にも楽しめ、解からせ、アクションてんこ盛りで2時間ってとこだけ評価する。 |
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