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タイトル名 |
チェイサー (2008) |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2011-09-20 17:26:08 |
変更日時 |
2011-09-20 17:32:57 |
レビュー内容 |
韓国の警察はこんなにダメダメなのよ、ということを伝えたい映画のようだ。犯人が何人も何人も人を殺し続けるのは犯人が利口なのではなく警察がダメダメだからだし、主人公が犯人に迫れるのも警察がダメダメだから。だから盛り上げるためのダメダメということでそれはそれでいいのだけど、そこをあまりに強調しすぎている。盛り上げるためである以上に社会派を気取ろうとしているのだろうか。社会派になっとらんが。とにかくそのダメダメな警察を描くことで主人公と犯人の対決の物語がいちいち中断されるのだ。被害女性の命が唯一無二の命であることを一人娘の存在で見せつけヤクザな主人公の行動を変えてゆく展開は良かったのだが、ここもいかんせんお涙頂戴に走りがち。まあ、泣いたが。終盤の悲劇は反則。あれをしちゃ二流でしょ。子供にとっての悲劇を引っぱって引っぱって落とす、というサイテーな展開自体も好きになれんが、それ以上にそこで騙すことに意味がないのに騙すために騙すという浅はかさがダメ。いらんこと考えんともっとシンプルにすれば絶対面白くなるのに。 |
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