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タイトル名 |
日本の夜と霧 |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-09-05 15:38:33 |
変更日時 |
2006-09-05 15:38:33 |
レビュー内容 |
1シーン1カットどころか、舞台の暗転のように照明を落として一人あるいは二人にスポットライトを当てそのまま回想シーンに入っていくという2シーン1カットまであって終わってみれば107分47カット。セリフをとちろうがお構いなしの長回し。かなり前衛的ではある。中身はまるで「朝まで生テレビ」。寸論会である。司会進行役がいないのにちゃんと一人ずつ発言してゆく様は先に書いた暗転よろしく舞台劇のよう。お題が「安保」だったので4日で上映打ち切りといういかにも大島渚らしい勲章付きの作品。同じ目的を持っていたはずの学生たちの自らのエゴによって崩壊してゆく様がなんとも滑稽であり、如実に人間の愚かさが描かれていると思う。 |
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