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タイトル名 |
豚が飛ぶとき |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2005-04-06 12:32:04 |
変更日時 |
2005-04-07 18:48:51 |
レビュー内容 |
豚は出てきません。豚って主人公マーティのことなのでしょうか。マーティはセロニアス・モンクが好きなようです(私も好きだ)。モンクのように華麗にプレイする夢を見ながら、じゃあ何をするかといっても何もしない。夢を見るだけ。夢を見るために生きているかのよう。そこに二人の幽霊がひょんなことからマーティと行動を共にしていくのですが、幽霊は当然夢を見ません。マーティのように動けるのに動かないのではなく、動きたくても動くためには助けがいるわけです。そんな対照的な両者の交友がマーティに前を向くことを、つまり飛ぶことを決意させる。表面上の本筋は幽霊リリーの復讐コメディなんでしょうが、その中でマーティが変わってゆく姿が描かれることで、ほのぼのとした優しいファンタジーとなっています。思い返せば内容はベタなんですけどね。この心地よさは監督の手腕によるところなのでしょうか。 |
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