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タイトル名 |
セッション9 |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2004-11-18 12:43:51 |
変更日時 |
2004-11-18 12:47:30 |
レビュー内容 |
登場人物たちが皆、廃墟となった精神病院自体が放つ狂気の世界へ徐々にとり込まれていくかのような様相を見せながら、誰が異常なのか、そして何が起こっているのかすら解からない展開はかなり面白い。実は何も起こっていないのでは、という可能性も持ちながら、カタチのないものへの恐怖を煽る演出も秀逸。でも終わってみれば元々精神がギブアップ寸前だったゴードンだけが狂気にとりつかれただけという結末。ゴードンの甥は単に暗所恐怖症なだけだったし。「弱い心に狂気が宿る」というオチはわかるので一線を越えてしまうのがゴードン一人というのはわかるんですが、他のメンバーも精神的にまいってるとか(観客にそうかもと思わせただけで実際はまいってない)それなりにこの建物の狂気にとりつかれないと、恐ろしい過去を持つこの閉鎖した病院というせっかくの設定が大きな意味を持たなくなってしまう。これだったらいっそのこと、病院という設定を変えてしまったほうが楽しめるんじゃないだろうか。 |
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