|
タイトル名 |
死刑執行人もまた死す |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-09-24 13:21:28 |
変更日時 |
2004-09-24 13:21:28 |
レビュー内容 |
ナチスから逃れる為にアメリカに渡ったという経緯を持つラングですから当然と言えば当然なのですが、「ナチス=悪」を鮮明に打ち出しています。対するプラハ市民の誇り高さと結束を描くことでその勧善懲悪ストーリーはより強固なものになります。しかし、ナチスの暴挙に対して反ナチスのレジスタンスもまた暗殺という「暴力には暴力を」という手段。その結果ナチスの無差別殺人を招き、それに対して結束した民衆もまた殺人を。脚本にラングのほかに二名の名がありますが、誰の功績か、とても娯楽サスペンスとして楽しめる作品になっていますが、この映画の本質は上に書いたように現代のテロ戦争にもあてはまる「暴力の連鎖」の悲劇ではないでしょうか。「暴力の連鎖」はさらなる悲劇を生みます。だから「Not TheEnd」なのでしょう。 |
|
R&A さんの 最近のクチコミ・感想
死刑執行人もまた死すのレビュー一覧を見る
|