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タイトル名 |
クレーヴの奥方(1999) |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2010-03-31 15:23:12 |
変更日時 |
2010-03-31 15:23:12 |
レビュー内容 |
オリヴェイラの映画は自由だ。と、そんなことぐらいしか言えないんだな。そこが一番凄いところなんだけど。この人にとって映画のストーリーがリアルかどうかなんて関係ないってのは確か。それでもそのリアルじゃない世界で生きている登場人物たちがその世界でリアルな存在でいるから不思議だ。オリヴェイラの映画ってどれもリアルであろうなんてこれっぽっちも考えた形跡がないのにその世界の中の人たちはその世界限定でリアルなのだ。ポルトガルで高名なアーチストが本人役で登場してもそれは変わらない。いろんなことがドラマチックに起こっているのに何も起こっていないような錯覚に陥る映画でもある。そのドラマチックさまでも、この世界限定でリアルになってる。事象は激しくても事象に伴う行動が映されないからそう感じるのだろうか。行動が映されなくてもストーリーは間違いなく進行している。これって映画だから出来るんだろうな。 |
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