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タイトル名 |
化石の森(1973) |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2007-10-11 12:49:04 |
変更日時 |
2007-10-11 12:49:04 |
レビュー内容 |
ストーリーが重いわりになんか軽いなあという印象。音楽、武満徹なのに。篠田正浩、石原慎太郎、武満徹といえば、以前『乾いた花』を映画館で観たことがあるが、そういえばコレもなんだかノレなかったなあ。お話は「母は強し」・・いや「女は怖い」。その母を演じた杉村春子が凄い。寂しそうな顔をしながらも決定的な強さをにじませる目。この映画には母が二人出てくるが、どちらも外面的には夫よりも息子を愛する。その実は息子よりも自分を愛する。息子の将来よりも自分が息子と一心同体であることが大事なのである。そして息子は全てに母の影響を受け、永遠に逃れられないでいる。原作は読んでないので知らないが、映画はショーケンではなく杉村春子の映画でした。彼女の底力にプラス1点。 |
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