|
タイトル名 |
道(1954) |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-02-23 12:37:42 |
変更日時 |
2004-02-23 12:37:42 |
レビュー内容 |
ザンパノにとってジェルソミーナは妻であるとともに奴隷でもあるんです。お金で買ってるわけですから。なので現代の夫婦関係とは一概に比べられません。ジェルソミーナは何度も逃げようとしますが、ザンパノが自分のことを妻として必要としていることに気づかされザンパノと生きていこうと決めます。人に頼って生きてきたジェルソミーナにとって人に必要とされる喜びは格別に大きいのだろうと思う。お互いに必要としあう人間と出会うということは人生において宝である。ザンパノはそのことに気づくのが遅すぎた。人を人と思わないザンパノがそのことに気づいた時、初めて人間らしく涙する。やるせない。 |
|
R&A さんの 最近のクチコミ・感想
道(1954)のレビュー一覧を見る
|