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タイトル名 |
牛泥棒 |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2006-09-13 11:57:21 |
変更日時 |
2006-09-13 11:57:21 |
レビュー内容 |
舞台は、無法地帯から急激に法治国家へと変貌してゆく中で時代に取り残された西部の町であることを、町を出た女によって我々に知らしめている。そんな時代、そんな場所で日常的にあっただろう私刑という一方的な正義の行いの理不尽さを通して、法のあるべき姿、群集心理の恐怖、民主主義への疑問を投げかけてくる。製作の年からすればヨーロッパに吹き荒れたファシズムの恐怖、あるいはアメリカを襲った赤狩りがこの作品の根底にあるような気がする。悲しい結末まで一気に見せるドラマは大いに見応えがあり、大いに考えさせてくれる。ただ手紙の朗読はくどい。かなりくどい。なくてもじゅうぶん伝わるのに。手紙の内容がさらにくどい。不自然なまでにくどい。これがなけりゃ高得点だったんですが・・。 |
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