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タイトル名 |
8 1/2 |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-06-10 18:15:43 |
変更日時 |
2004-06-10 18:15:43 |
レビュー内容 |
私の中でオープニングの衝撃度NO.1の座は今後も譲ることなくこの作品が君臨することでしょう。時を置いて何度か観てますが、今だNO.1ですから。 もちろんオープニングだけではなく他にも印象に残るシーンがいっぱいありますが、ホテルでたくさんの人が次々と監督(マストロヤンニ)に語りかけてくるシーンが圧巻です。監督の目となったカメラが被写体とご対面、するとすぐ後ろから次の被写体が、被写体といっしょに歩きだすとまた別の被写体が画面に入ってくる、すると画面の外からまた声がかかりカメラが振り返る...。凄い臨場感溢れるシーンで個人的にはフィナーレよりも好きなシーンです。あと、知ってる女性みんながいっしょに暮らしているというなんとも都合の良い夢も好きです。(私もこれに近いものを見た事ある、笑。) タイトルがこれまでのフェリーニ自身の作品の数(すでに何人かの方が説明されてます)ということからも自身の自伝的要素が濃い作品であろうと思いますが、子供時代の描写もフェリーニの実体験が元にあるのだとしたら、他のフェリーニ作品で宗教を否定的にとらえた描写が多いのもなんとなく解かる気がします。この作品を観ることで彼の他の作品を違った観方で観ることができるし、他の作品を観ることでこの作品もさらに楽しく観れます。あ、いや、楽しいという表現が適当かどうかわかりませんが...とにかく好きです。 |
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