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タイトル名 |
パーフェクト ストーム |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2007-02-14 13:47:06 |
変更日時 |
2007-02-14 13:47:06 |
レビュー内容 |
船が帰ってくる。漁港でのそれぞれの再会、魚の計量、船主とのやりとりやらが無駄なく要領よく映し出され、次の酒場のシーンでほぼ全員の人となりが提示される。待ち受ける「パーフェクト・ストーム」のお膳立てでしかないこのプロローグの出来の良さに期待が膨らむ。お話はポーの「メールストロムの旋渦」にそっくり。ただし奇跡の生還者が語る生々しいお話などではない。つまり生還者なし。冒頭のネームプレートに続きダイアン・レインの眠れぬ夜によってそれらは提示されている。にもかかわらず生きて帰ってくるんじゃないだろうかという淡い期待を抱かせる作りがどうも納得がいかない。もっとはっきりと、いっそ葬式のシーンから始めればいい。もしくは実話に反して生還させればいい。前者だと自然の驚異であるパーフェクト・ストームがより脅威に感じられ、後者なら前半のドラマがより活きた人間ドラマになってたと思う。あと、自業自得という意見が多いことを考えると、もっと切羽詰った感があってもよかったのかもしれない。私はじゅうぶんあったと思ってたんですが。 |
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