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タイトル名 |
地獄の警備員 |
レビュワー |
あばれて万歳さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2004-09-24 11:21:37 |
変更日時 |
2004-09-24 11:25:34 |
レビュー内容 |
3,4年前、大阪に出張したときの事。ビジネスホテルで一人寝つかれず、たまたまテレビでやっていたこの映画をつい見てしまいました。 全体に漂うB級ホラーテーストやヒロインの新人OLのいかにも汚れ役っぽい風貌、そのヒロインのイヤリングに固執するわけわからん犯人、またこういう汚れ映画にぴったりムードを醸し出す長谷川初範のいかにもなハンサム課長。 ..これらの要素に、僕の野生の勘が「エロシーンの予感」を鋭く感じとったからです。一人で出張中の夜のビジネスホテル..となると「エロシーンの香り」は見逃すことができない類のものであるため、それに対する自分の野生の勘は研ぎ澄まされています。
....で、この映画、見事に期待を裏切ってくれました。エロ以前に、そもそもわけわかりません。とりあえず怖いのは怖いんですが....必然性とかまるでなし。 怪奇現象などではなくて、ただ悪知恵の働く精神異常の力持ちが犯人なんですが、 そいつがなぜか会社の地下室に住み着いたまま、嵐の晩閉鎖された会社内で社員の虐殺に乗り出す..という映画で、何しろ犯人の動機など一切不明。そう、「ヒッチャー」や「激突」の密室邦画版。と言った感じの映画でしょうか。 出張先のビジネスホテルの一室で、暗い室内で布団にくるまって見てるという場末なシチュエーションが またこの映画の雰囲気に相まって怖さ倍増でした。 (先輩OL がロッカーに必死で隠れてると、外からドカンドカンと押しつぶされて最後いきなり血がバシャーどくどくどく..のシーンが一番嫌だったなぁ。)
とりあえず、一旦見始めたものを途中で止めることもできず、最後まで見つづけた僕ですが、エロのエの字も見ることは出来ず、妙に消化不良の気色悪いホラー映画を見る羽目になり、実に嫌な気分で遅い睡眠をとることになったのでした。
もう野生の勘は信用しません。
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