|
タイトル名 |
彼岸花 |
レビュワー |
リーム555さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-09-01 20:30:16 |
変更日時 |
2011-09-02 17:16:08 |
レビュー内容 |
父親が大切に育ててきた娘をやりたくない気持ちは今も昔も同じだろうが、自分が決めた男と結婚させたい父と、父から反対されても好きな人と一緒になりたい娘の対立はこの時代ならでは。その中で二人の間に入ってクッション役を務める母(田中絹代)の優しさがとても印象的。例え防空壕の中であっても家族4人が寄り添って過ごせた時代を懐かしむ…。娘が嫁に行って寂しいのは親なら同じという事だろうか? なんだかんだで幸せを描いた映画であり、微笑ましい演出も多い。ただ、佐分利信は昭和の頑固オヤジを通り越して、大物政治家や財界人などの権力者に見えてくるからちょっと困る。小津映画ってことで言うと、山村聰あたりならどうなっただろうと想像してみたり…。 |
|
リーム555 さんの 最近のクチコミ・感想
彼岸花のレビュー一覧を見る
|