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タイトル名 |
グリーン・インフェルノ(2013) |
レビュワー |
S&Sさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2017-09-14 21:08:39 |
変更日時 |
2017-09-14 21:08:39 |
レビュー内容 |
あの伝説のサイテー映画をリメイクしたかったなんて、さすがイーライ・ロスと褒めてあげましょう。内容は、白人の男女がアマゾンの奥地で原住民に捕まって喰われる、というプロット以外は全くの別ストーリーですが、オリジナルの有名な串刺し女なんかは、きちっと登場させてオマージュを捧げています。でも串の差し込み具合が浅いので、オリジナルの様なインパクトはないです。インパクトと言えばそりゃあ人食い映像の凄まじさの方で、ちょっとやり過ぎです。でも女の死体にマリファナを仕込むところは、さすがにバカバカしく苦笑してしまいました。 ところがこの映画、頭にくることに脚本はよく書けているんですよね。 偽善の固まりみたいなリーダーのクソっぷりには感心しましたし、ハッピーエンドですが単純なカタルシスを観客に与えないところも一ひねりしています。つまりこの映画には好感が持てるキャラが誰もいないし、とくにヒロインからしてけっこう嫌な女でした。少年に助けてもらった恩返しに当局にはウソ八百を突き通しますが、「この女、自分だけ助かったからあとはどうなってもいいんかよ!」と怒りがこみ上げてきます。本当に感謝しなければいけなかったのは、この娘が嫌っている傭兵たちじゃないでしょうか。この娘の偽善と無責任のせいで、第二・第三の犠牲者が出てくることを暗示してエンドです。 |
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