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ひみつの番人 - たきたてさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ひみつの番人
レビュワー たきたてさん
点数 6点
投稿日時 2016-05-13 03:36:00
変更日時 2016-05-13 03:36:00
レビュー内容
 人には言えない秘密を抱えた14歳の少女エミリーが、まっすぐに夢を見据えて努力する。最後は秘密も打ち明けて、自分の人生と向き合う。
 思っていたより、大分良いお話じゃないですか。特に終盤の『衝撃⇒感動』のたたみかけは、おじさんちょっと胸にきちゃいましたよ。こんな単純な話に胸打たれるとはね。
 ただ、ほんとこんなことを言うのは野暮ってもんかもしれませんが、こんなビジネス成立するはずない。
 発想は面白いと思います。
 ただ子供だって馬鹿じゃないんだから、本当に秘密にしたいなら誰にも言わないでしょ。子供が並んでお金を払っているだけでも人目をひきますよ。しかも有料。50セント。
 そんで、何でそんなことを始めたのか、その辺りの説明は一切なし。なぜなら『秘密』だから。
 子供たちが何故お金を払ってまでエミリーに大切な秘密を打ち明けるにくるのか。その動機に関する説明も一切なし。なぜなら『秘密』だから。
 なんてことでしょう。『秘密』のキーワードひとつで、すべて説明がつくではありませんか。
 『ただ、舞台設定がそうなっているから。』と言わんばかりであります。
 ただこの作品が一番言いたかったことは、きっと、終盤でバイオリンの先生が口にする一言なんでしょう。『秘密を持っていたら、本当の人生を送れない。』
 いや、もう本当その通りなんですけどね。
 でも私はこんな子供向けの作品で、もっと大事な教訓を学びましたよ。
 人の秘密なんて聞くもんじゃないな、と。
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