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タイトル名 |
がんばっていきまっしょい(1998) |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2014-01-27 15:09:20 |
変更日時 |
2014-01-27 15:09:20 |
レビュー内容 |
抑え気味な演出、演技、ストーリーに親近感や臨場感を感じることができるので、個人的には好きなタイプの映画です。 ただ本作の場合、「高校生はこういうもんだ」というイメージで捉えすぎているために、自然な高校生を意識しすぎて逆に不自然さを感じてしまうきらいがあります。本来の中高生は、熱くなるときは熱くなるもんです。特に練習シーンでの熱量は不足気味。練習での熱量が確保されているからこそ、本番での悔しさや喜びに共感を覚えるんですよね。 それでもダッコが泣きながらオールを漕いでいる姿や、おとなしいヒメが「ビリじゃないよ」と絶叫する姿や、やる気のないイモッチが何気に血まみれになってもオールを漕ぐ姿に感動しちゃいます。要は、そのすばらしい感動の演出のための説得力が全編にわたってちょっと足りなかったかなと思えるんです。 ただ、コーチが少しずつ選手たちに寄り添いはじめる姿は自然で良かったです。特に悦子がバッティングセンターでもらした本音がコーチの共感を呼ぶシーンなんかは、ありきたりだけど好きです。できることなら、そういったエピソードが他の部員たちにもあれば、説得力も共感の度合いも、そして各シーンでの感動や味わいも、また違ったものになったかもしれません。良い作品には違いないんですけどね。 |
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