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タイトル名 |
(r)adius ラディウス |
レビュワー |
かたゆきさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2019-02-24 01:48:39 |
変更日時 |
2019-02-24 21:28:42 |
レビュー内容 |
事故現場で目が覚めたリアムはキレイに記憶を失っていた。のみならず、彼は半径15メートル以内に近づく全ての生物を瞬時に殺してしまうという特殊能力まで身につけていたのだった。人間どころか牛やヤギ、空を飛ぶ鳥まで彼に近づく生物は全て目を見開いて即死してしまう。偶然再会した同じように記憶を失った女性とともに自らの正体を探るために荒野をゆく彼らだったが、やがて驚きの事実を知ることに。なんと女性と二人でいるとこの特殊能力は発動されないことが判明したのだ。いったいこの能力は何なのか?記憶を失った彼らの本当の正体とは?そして、リアムは無事に元の自分へと戻ることが出来るのか――。というワンアイデアで撮られたであろう本作、なかなか面白そうだったので今回鑑賞してみたのですが、これがまぁ近年稀に見るダメダメ脚本でありました。この設定ありきでストーリーが進行していくのですが、全く脚本が練られていないせいで全体的にかなり無理が生じているのです。例えば、主人公が自分の特殊能力や、それが何故か女と居るときはまったく発動されないと気付いた時に全然驚かないところ。いやいやそこはもっと驚愕してしかるべきでしょ。例えば、病院で男がエレベーターに一人で乗ってしまったと気付いた時。「周りの人間を無差別に殺してしまう!」と乗り合わせた人を全員エレベーターから降ろしてしまうのですが、いやいやあんたが降りた方がええんちゃいますのん。それにこの映画の唯一のセールスポイントである、半径15メートル以内に近づく全ての生物を殺してしまうという特殊能力も物語上ほとんど活かされていません。最後のオチもなんじゃそりゃっていうお粗末な代物。もっとちゃんとしてください!! |
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