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タイトル名 |
アンネの日記(1959) |
レビュワー |
とれびやんさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2022-05-04 03:09:46 |
変更日時 |
2022-05-04 03:09:46 |
レビュー内容 |
悲惨な状況の中でも人間的に成長し、生きる喜びを見出そうとするアンネの生き方に感銘を受ける。 アンネがペーターと恋をする事で一瞬にでも生きた証しが感じられたことがせめてもの救い。 最後まで人間は本質的に善だと思いつつ(思いたい)無残な最後を迎える姿はあまりにも痛ましい。 主役のミリー•パーキンスが表現力豊かで魅力的、多少美化した印象であるが、適役だと思った。 ファンダーン氏が食糧を盗むシーンでペーター夫人が見せた態度は衝撃的だった。あの貞淑で大人しい夫人が、精神的に追い詰められたらあそこ迄変貌することに人間の本質を見た思いがする。 ラスト、カモメが青空を自由に飛び廻る姿が暗示的で印象に残る。 |
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