はなれ瞽女おりんの投票された口コミです。

はなれ瞽女おりん

[ハナレゴゼオリン]
1977年上映時間:117分
平均点:7.73 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2004-07-05)【あむ】さん
タイトル情報更新(2025-01-18)【イニシャルK】さん
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監督篠田正浩
キャスト岩下志麻(女優)おりん
原田芳雄(男優)平太郎
奈良岡朋子(女優)テルヨ
樹木希林(女優)一瀬たま
横山リエ(女優)カネ子
西田敏行(男優)助太郎
小林薫(男優)袴田虎三
桑山正一(男優)今西万太郎
安部徹(男優)別所彦三郎
不破万作(男優)小杉
山谷初男(男優)山下
浜村純(男優)斉藤
加藤嘉(男優)伊助
殿山泰司(男優)炭焼男
原泉(女優)老婆
松山照夫(男優)トンネル工事の男
伊達三郎(男優)野次馬の男
矢崎滋(男優)
阿藤海(男優)
田中筆子(女優)
原作水上勉「はなれ瞽女おりん」
脚本篠田正浩
長谷部慶治(脚本/台詞)
音楽武満徹
撮影宮川一夫
製作岩下清
配給東宝
美術粟津潔
編集山地早智子
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
照明佐野武治
あらすじ
瞽女(ごぜ)屋敷は、封建の世から盲者の女だけで成り立っている共同体。大正時代、母親が逐電して身寄りのなくなった少女おりんは、行商に連れられてこの瞽女屋敷へ送られた。屋敷の女将は「仏様はこの世の地獄が見えねえように、おりんの眼をつぶしてくれたんじゃ」と教えてくれた…。日本を代表するカメラマン宮川一夫が「これが自分の遺言だ」とまで語った北陸の美に囲まれて、目の見えないおりんは杖一本で行脚する。たとえそこが天国でも、地獄でも。
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【口コミ・感想】

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1
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6.《ネタバレ》 ずっと前から観たかった作品ですが、今回ネット配信で鑑賞。 いゃ〜、良かったです! 宮川一夫のカメラワーク、日本海の荒々しい海の情景、美しい雪原、素晴らしいです。 岩下志麻さんは、「鬼畜」、「極道の妻たち」など気が強い、怖い女性役が多いのですが、この映画では、旅回りの盲目のはなれ瞽女役で、 男に身を任せないと生きていけない悲しい役をはかなげに演じきります。 原田芳雄も渋いこういう役、良いですね。途中、早く抱いてやれよとイライラしましたが(笑) 余りにも悲しい結末に涙ものです。 若かりし西田敏行(夜這い役)、小林薫がみれるのも嬉しい。
とれびやんさん [インターネット(邦画)] 9点(2020-05-08 20:48:10)(良:1票)
5.《ネタバレ》 〇はなれ瞽女って何か知らずに鑑賞。岩下志麻の眼力を見られないことにがっかりしたが、それを忘れさせる好演。もう少し若い時に演じてほしかった役ではあるが素晴らしかった。〇残酷な現実が襲うが、おりんの力強さがひしひしと伝わってくる。決して仰々しくなく淡々と描いているのも好印象。
TOSHIさん [映画館(邦画)] 7点(2017-11-25 17:55:32)(良:1票)
4.120本以上の映画に出演してきた岩下志麻が「一番好きかもしれない」とまで言っている作品。話としては暗いが、記憶に残るのはほほ笑んでいるおりんなのが不思議。「生きる」という事について考えさせられる。そしてなんといっても素晴らしいのが映像。舞台である明治~大正時代をリアルに感じられるし、宮川一夫カメラマンが切り取る自然風景はまさに圧巻。これだけでも見る価値があったというもの。本作で岩下志麻は77年の映画賞を総なめ。その演技力はさすがだが、欲を言えば瞽女屋敷に身を置いている時分のおりんは10代の女優に演じてほしかった。「その子はまだ子供ですから、あまり酒飲ませないで下さい」と言われても、30代半ばの岩下志麻ではぴんと来ないもので…。その他、奈良岡朋子、安部徹、樹木希林など脇を固めた俳優たちも素晴らしかった。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-11-07 18:01:30)(良:1票)
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3.傑作!突き放したラストがいい。9点なんだけど 惜しむらくは岩下志麻が20代前半のときに撮るべきだった。マイナス1点。 誰かでリメイクして欲しい作品。
うさぎさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-08-01 17:27:54)(良:1票)
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2.美しい情景描写に対して、日本海の冷たい海、それは瞽女となった美しき盲目の娘おりんの運命を象徴するかのようだ。水上勉の小説には、このような不遇な環境に生きる人間(女性)を書いたものが多い。その中でもこの「はなれ瞽女おりん」は際だっていると思う。またそう思わせるのは、何と言って岩下志麻の美しさと演技力だと思う。 
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 9点(2011-10-03 15:03:28)(良:1票)
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1.ハレとケの混交するカオス。 そんな階級が存在するとは思いもしなかった社会の最下層以下の人間でありながら、同時に人のしがらみを突き抜けた仏。芸能人であり売女。あらゆる両側面を備えて、それがさらに「盲者が主人公の映像作品」という大きな矛盾に包まれている。だが観れば納得、その心は明快だ。 製作時期からして、おそらく名作『砂の器』路線を狙った映画なんだと思う。でも自分的にはアレを遥かに超えている。扱っているイメージが広すぎるのだ。おりんの姿には小野小町の末路まで重なってしまうし、門前で三味線を弾く瞽女姿はロックスターまで(というか「ロックンロール」という言葉そのもの)が重なる。そして折々に挿入される、一見「あれ? 何でここで?」的な北陸の風景。ゼンマイ、蓮の花、木々…彼女にはそう見えているのだ。なので、線香くさくない、地に足のついた土俗的仏教ワールドも広がっていると言える。  重層的な世界観を、ただ一人の主人公を描く事で束ねてしまった、とてつもない傑作。オイラの生涯を縛る作品にまたひとつ出会えたのが嬉しい。
エスねこさん [映画館(邦画)] 10点(2007-02-04 00:41:38)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 7.73点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6213.33%
7533.33%
8426.67%
9320.00%
1016.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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