7.《ネタバレ》 おもしろい!おもしろい!かっこいい!かっこいい!かっこいい!見終わった直後はやっぱりそうとしか言えません、こいつに関しては。“切られりゃあ痛ぇぞ”その後の電光石火!その後の袋手の背筋の伸びっぷり!”まあ聞け、おやじ”その余裕!”哀れな奴はでぇ嫌いだ!めそめそしやがるとたたっ切るぞ!”そう言い放った顔の苦悩!そういいながらも哀れな奴を助けて自ら危ない橋に足を踏み入れる、そのいさぎよさ!そのかっこよさ!いちいち言ったら全部のカットに感嘆符をつけなきゃすまなくなりそうです。映画史上最高のハードボイルドヒーローでしょう、三十郎は、きっと。ボガードだってかなわないもの、減らず口とやせ我慢のむこうの背筋の伸びっぷりったら!ヒーローの条件、ってきっとこの背筋の伸びっぷりだと思う訳ですよ。マックイーンしかり、イーストウッドしかり、ブロンソンしかり、ボーグナイン(ワイルドバンチ!)しかり。並みいる男達のなかでも図抜けてやっぱり三十郎!というか三船敏郎!なんですよね。またこの映画、脇がいい!山田五十鈴姉さんのまあ憎々しいこと!仲代達矢のまあニヒルなこと!東野英治郎のまあかいがいしいこと!加東大介の天真爛漫なこと!いちいちみんな心憎い訳です。これぞ娯楽映画、これぞエンターテイメント!ラストの三船の最高にかっこいい台詞まで、かっこよさがとにかく画面の隅っこにまで溢れかえってるような映画です!古いから,とか、白黒だから、とか、巨匠の名作なんだろ、とか、台詞が聞きづらいんだろ、とかで観るのを止めてしまってるのは余りにもったいないですよ!かっこいいってつまりこういうことだもの!かっこいいおとこが観たい男の子や女の子はこいつを観るべきですよ!僕は元気が無くたったり、自信がなくなったりしたらこれを観るようにしてます。元気や自信がわいてくる訳じゃないけど、かっこいいおとなになりたかったんだよな、俺、ってのを思い出させてくれるから。やっぱり、かっこいい、って男の子には最優先だと思うんです。こういうほんとのかっこよさが。かっこいい!! 【am】さん 10点(2004-02-10 03:19:33) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 痛快娯楽時代劇。それ以上でも以下でもない。ストーリーは最初から最後までよく出来ている。カメラワークもさすがの一言。ただ、個人的になんですけど、悪党の中に一人バカがいたでしょ。すぐおだてに乗る奴。棺桶に入った三十朗を運んでったバカ。奴のあまりのバカっぷりがダメでした。ホントはそこが笑いとしてうまくアクセントになってるんだろうけど、緊張感を台無しにするあのバカっぷりがどうもねえ。 【R&A】さん 7点(2003-11-06 12:30:37) (笑:1票) |
5.刀1本腰に差し、どこへ行くかは気分次第。剣の腕は滅法強く、悪いやつらを叩っ斬る。う~ん、カッコイイゼっ! 「とにかく面白い映画をつくる」という黒澤監督の心意気が素晴らしい。そうだよ、娯楽映画はこういもんだよ。説明くさい台詞が一切無いのに、いつの間にか宿場の情勢が頭に入ってしまう導入部から一気に魅せてくれる。そして「あばよ」と言い残し、肩をクイッと去っていくのだ。こんなに面白い映画は日本人として誇りっ! 【紅蓮天国】さん 9点(2003-10-13 11:41:41) (良:1票) |
4.え・・・と、正直思った。なんというか、悪い意味で物足りなさが私には不満が強かったような・・・。三船さんの魅力は判るのですが、映画として純粋に観た時、そんなに面白いかな~っと思ってしまった。まぁ、他のレビューを見て貰っても判るように、私の感受性は少し一般的で無いみたいなので、ファンの人はあまり気になさらないで下さい(^^;)。ただ、役者達の魅力は確かに素晴らしい部分があったので、とりあえず好意的評価で5点です! 【はむじん】さん 5点(2003-07-28 00:45:29) (良:1票) |
3.三船さんが一番役にはまってると思いますね。初めは全然意味わかりませんでしたけど。結局の所面白い映画です。 【幕末魂】さん 8点(2003-07-17 21:55:01) (良:1票) |
2. 確かに「荒野の用心棒」は本作の無断借用ってか海賊版。セルジオ・レオーネはボブ・ロバートソンなんて妙な偽名使って誤魔化そうとしてたっけ。尤も黒澤御大はマカロニ・ウェスタンなんぞには目も呉れなかったらしいが…。ところで本作だが、続編と同じくって言い方は変かもしれないが、もう矢鱈に強過ぎる。それでも最後の対決までテンションが下がらないのは宿場を巡る二大やくざの対立というシチュエーションが絶妙だからだろう。名女優山田五十鈴を、名優加東大介をああいう風にキャスティングするとは…。藤原釜足や志村喬にしても「七人の侍」を意識して観た日にゃ、完全に肩透かしを喰うコト間違い無し。余りに意表を突いた配役の妙に思わず脱帽!また小道具(出刃包丁や拳銃、棺桶)を見事に伏線として活かしきっているのも続編にはない魅力。パクられるだけの価値が十二分過ぎるほど詰まった、正に「娯楽時代劇」の決定版と言えよう。ただ、黒澤のベストだとは個人的に全然思わないけどね。 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-09 03:24:26) (良:1票) |
1.黒澤映画を始めて見たんだけど 日本にこんな面白い映画があるとは知らなかった 三船敏郎カッコ良すぎる |