6.片手には葬儀屋からもらった刀、懐には出刃包丁、髪なんかボサボサ、着のみ着のままで風に吹かれるミフネは、アルマーニを着た「シャフト」よりも、ずっとずっとかっくいかったぜ。「あばよっ」とくらぁ。シビれちゃうわあ。 【ぶんばぐん】さん 9点(2001-04-07 15:55:16) (良:3票) |
5.いやあ素敵です。面白いし、もう。キャラ造形の深いこと、巧みなこと。主人公三船の存在の圧巻なことはもとより、世話焼き(+説教)役の東郷のじいちゃんは安定の脇支えだし、悪役の面々も惚れ惚れするほどの面構えだ。そう、間抜けな役どころ(あの眉毛!反則だ)を一人置いて肩の力を抜かしてくれるのも良い。 宿場町のあっちとこっちでいがみ合う二件の賭場を、余裕と風格で行ったり来たりの三船は大きい鯨のよう。三船によってくるくる展開する運びは程よくビビるし、仲代の登場のタイミングも絶妙。 流れるようなカメラワーク、じいさんの飯屋の中から外をうかがういくつもの場面や、殺陣での継ぎ目の無いなめらかさは観てて心地よい。 なんといっても鳥肌もののクライマックス。強すぎるほどのつむじ風を背負って登場の三船侍、なんというかっちょ良さでありましょうか。外国人がお侍に憧れるがごとく、ワタシの頬は紅潮し心臓は高鳴り、三船にもこの映画にも恋したものでありました。 【tottoko】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-06-04 23:59:20) (良:1票) |
4.ゴォ~~ッという風の音とともに姿を現したミフネが宿場に着くと、その町にもゴォ~ッという風が不穏な空気と戯れています。望遠レンズで圧縮された空間が暑苦しく人や物や背景の距離を埋め、緊迫した濃密なフィルムを造形しておりますが、このゴォ~ッという風が、暑苦しさを静めながら緊迫感を増幅させております。そしてラストの対決シーンで舞い上がる砂煙、何度も何度も舞い上がる砂煙に、苦労して撮影したであろう作り手の楽しさが伺えました。棺桶作りに精を出す桶屋がコンコンと釘を打ちながらも、血生臭さを感じさせない作品となっているのは、ミフネの脇を固める役者のキャラクターの豊かさでしょうね~。前歯が一本欠けている加東大介のその通りの抜け具合に前金で三十両差し上げたいと思います。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-05-01 23:50:39) (良:1票) |
3.面白い。三船敏郎かっこよすぎる。男も惚れるっちゅうやつですよ。 羽織から腕を抜いてアゴをなでる仕草なんかたまらんね。 【ぱぴんぐ】さん 9点(2004-11-16 15:10:28) (良:1票) |
2.刀1本腰に差し、どこへ行くかは気分次第。剣の腕は滅法強く、悪いやつらを叩っ斬る。う~ん、カッコイイゼっ! 「とにかく面白い映画をつくる」という黒澤監督の心意気が素晴らしい。そうだよ、娯楽映画はこういもんだよ。説明くさい台詞が一切無いのに、いつの間にか宿場の情勢が頭に入ってしまう導入部から一気に魅せてくれる。そして「あばよ」と言い残し、肩をクイッと去っていくのだ。こんなに面白い映画は日本人として誇りっ! 【紅蓮天国】さん 9点(2003-10-13 11:41:41) (良:1票) |
1.黒澤映画を始めて見たんだけど 日本にこんな面白い映画があるとは知らなかった 三船敏郎カッコ良すぎる |