4.やぁ~、こういう映画好きだなぁ。女性って家ではどんななんだろう、というのがよく分かる。男の論理とは違う感覚で世界と接しているんだなぁなんてつくづく思う。出演する女性はみんな魅力的です。ヨーコもスズも。こんな感じで人生の色んな局面を乗り越えていくんだろうな、と思う。男のように気合だ!って感じで生きてない様子が新鮮。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-20 22:30:09) |
3.家出した妻を追いかける夫が、階段の真ん中を通っている手すりのうえに腰かけて滑るシーン、まいりました。そのアイデアだけでこの作品は殿堂に入るべきです。全体的にすごく「うまく」撮られている作品。ストーリー自体は平凡で何の感動があるわけでもなく、台詞が輝いているとかもない。ただし、画面が伝えるディテールがすごく良くできている。仲の悪い二人が共同生活することになって、初めて布団をしいて、シーツをかけた時の二人のシーツの敷き方の微妙な差とかで、性格が何となくわかってしまう。こういうの文学では表現できないなぁと思いつつ、非常に映画的であるという意味でこの作品に敬意を表する次第です。 |
2.結局同族嫌悪なんでしょうね。 完全に嫌いにも好きにもなれない二人。 特に何が起こるという内容じゃないけど、こんなにも心地よく観れるのはやっぱり気まずい関係の面白さだろうね(きっと誰もが経験してる空気)。 文芸作品、明らかに邦画だね~。 【カラバ侯爵】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-13 02:39:50) |
1.映画評論家の山田宏一さんが「珠玉の小品」という言葉を寄せられていたけれど、まさに、そんな感じ。図らずも同居することになった二人の女の子の何気ない日常。ありきたりな表現だけれど、力の抜けた「自然体」の演出が心地良い。それと、印象に残ったのがこの作品に映し出された「東京」の風景。いかにも「大都会」な面ではなく、かといってこてこてのディープな下町でもない、カサカサに乾ききっている訳ではないけれど、ベトベトもしていない、ちょうど良い「しっとり感」の街の風景が、何だかいとおしい。主演の榎本加奈子と藤田陽子の演技も良かった(特に榎本加奈子はテレビのドラマやバラエティ番組とは全然違う役をのびのび演じていたのが印象に残った)。エンディングテーマも素敵です。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-29 18:56:37) (良:1票) |