6.《ネタバレ》 いや~武田鉄也と桃井かおりね、この頃まだ若いのに既に濃い、濃すぎる。がこの配役を考えた人もまたすごい。思えば、ここに「ちょっと生きるのが不器用程度の基本的には爽やかな若者」を配しても名画にはなっただろう。しかし、印象度という点でこの配役は成功してると思う。健さんとのバランスもなんだか絶妙なのだ。この3人の珍道中、とつとつと明かされる男の過去。これがしみじみいいんだなあ。日本の良さを生かしたロード・ムービーだ。そしてクライマックス、はためく無数の黄色いハンカチを見た時はトリハダもんだった。こんな盛り上げ方をしながら、だだっと駆け寄ってガシッと抱き合うようなハリウッドなことはせず、ただ静かに歩み寄る。じーん。日本っていいなあ、と思える作品。 【あっかっか】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-03-07 13:39:04) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 「すばらしき世界」(役所さんの)を観て、ふと思い出したらレビューしてませんでした。リアルな世界ととハッピーな結末で対照的です。。。共通するのは暴力クセは変わらないのだなぁというところ、どちらが優れているというのは無いのだけど、娯楽性のあるこちらの方が中国嫁に合っていたのかもしれない。
鑑賞後に気持ち良いのがやっぱり良いですね。再放送されたら一緒に観てみようかな。。。最近は、自分の感想よりも身近な嫁の感想の方が興味あります、日本人俳優さんを知らないのでとてもフラットに観れてるはずなので、斬新です。いまさら、健さん、金八先生、桃井さんを意識せずに観るのは無理ですよね~
あ、健さんは中国でも有名で別格な扱いですね。。。特に本作が最も人気があるようです。 ヤクザっぽいイメージは無いみたいw 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-02-16 12:48:10) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 泣いたわー。 澄んだ青空に黄色いハンカチがヒラヒラ舞ってるラストではアタシもご多分に漏れず大号泣! これはまさに映画史に残る名シーンね。 妊娠した時みたいに1枚だけでもいいものを、運動会の万国旗なみにたくさん飾った女心がカワイイわー。 …序盤はウザすぎる武田鉄矢とイモっぽくてカワイイ桃井かおりにどうしても目が行きがちだけど、島さんの過去が明らかになる後半はやっぱり健さんの独壇場! 渋くて影のある雰囲気と存在感はサスガよね。 倍賞千恵子の幸薄い感じもピッタリだし、寅さんの人情味溢れる警察官っぷりも良かったわー。 それにしても…アタシは女優(キャラ)「桃井かおり」の完成度にビックリ! 姐さんったら若い頃からホントにあんな喋り方だったのね。 オホホ。 【梅桃】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-11-26 13:27:59) (良:1票) |
3.高倉健の昔語りが始まってからの武田鉄矢のトーンダウンが気になった。 思うに監督は予想以上に武田鉄矢の躍動感と、寅さんとはまた一味違う抜けた面白さが気に入り、前半はコミカルなシーンに時間をかけて撮っていたのだが、このままだと武田鉄也がメインのコメディ作品に成りかねないから、わざとセリフを抑えたところではないか。だが全体を通してみると、武田鉄也が急に黙るのはバランスが悪いから、ラストで車のラブシーンを追加した。山田洋二監督は武田鉄矢の扱いに迷いがあったのだと思う。そんな教訓からか『遥かなる山の呼び声』では高倉健の魅力が存分に発揮されて、武田鉄矢はチョイ役ながら存在感をしっかり出している。 【michell】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-01 15:31:41) (良:1票) |
2.男女が愛し合って結婚して夫婦になる。生活って楽しい時と同じ位苦しい時もあり、自分がとびっきり悲しく苦しい時は相手も同じなんだと思える事が愛情だと思う。健さんのラスト臆しているのは自分の事だけを考えていた事に対する妻への申し訳ないという後悔に見えた。 |
1.はっきり言って私には健さんのストーリーはどうでもよく、むしろ武田鉄也と桃井かおりの初々しい演技とそのなんともほほえましい珍道中が気に入った。特にロン毛でベルボドムを着込んだダサい武田鉄也のキャラは最高に楽しかった。あくまで私はこの作品をシリアスな人情劇としてではなく、コミカルなロードムービーとして鑑賞した。 【モーリス】さん 7点(2001-07-30 04:29:26) (良:1票) |