10.山田洋次監督が喜劇だけの監督ではない所を見せてくれる素晴らしい映画です。武田鉄矢と桃井かおり、そして、高倉健と倍賞千恵子と二つの愛を描いているこの作品、それもいずれも日本人的な愛の描き方をしており、良き日本の愛の形をとても解り易く、更に単なる恋愛ものと描かずに笑いと涙のバランスを上手く描き、観ていて楽しい上に最後はやっぱり良いなあ!てそう思い、本当に良かった。良かった。健さん!めでたし!めでたし! 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-11 07:52:50) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 「たそがれ清兵衛」と同様、「似たようなことが現実にあったんだろうな」と思わせるリアル感が伝わってきた。てっきりハンカチが一枚だけパタパタとなっているのかと思ったら、たくさんだったのに驚くと同時に、「いい話だなあ」と思った。そこで終わればよかったのに、最後の武田鉄矢と桃井かおりのキスシーンはいらなかった。なんか気持ち悪かった。音楽も安っぽさが目立ち感動半滅。あと、結末を知らなかったらもっと感動したかもしれない。この映画を観る前に「幸福の黄色いハンカチって知ってる?」と親に質問したらスラスラとネタバレを始めてしまったので聞いて後悔…。 【Syuhei】さん [地上波(吹替)] 5点(2005-04-24 02:56:45) (笑:1票) |
8.《ネタバレ》 一番素晴らしいのは、現在の倍賞千恵子を最後まで見せないという演出。それと、最初は新品のファミリアが、段々と汚れていくところ(登場人物の成長を象徴している)。武田鉄矢は、演技は素人同然だが、必死さと懸命さは伝わってくる(この映画の時点で、彼は、「『母に捧げるバラード』で一発当てて即座に消えただけの一発屋兄ちゃん」にすぎず、生活はアマバン時代よりも悲惨だったのです)。桃井かおりは、前半は変に力が入っていて鬱陶しいだけ、後半は良い。あと、全体的に、方言の統一がまるでなされていないのが難点。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 6点(2005-04-15 23:44:08) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 映画見て感動して泣いた初めての経験がコレだった。見て良かったと思えた日本映画も初めて。武田鉄矢と桃井かおりのコンビも最高だった。これを見て以降、どちらかと言えば苦手だった日本映画も見るようになった。まさに日本映画史上に残る名作。2014年11月24日追記 高倉健が亡くなって2週間。思えば、初めて日本の俳優の良さというものを感じたのはこの映画の健さんだった気がする。また、今になって考えると刑務所から出所して自分を待っているかも分からない妻の元へ帰る男という役柄はまさに健さんにピッタリな配役で、この役を高倉健が演じるからこそ、この映画は後世に残る名作となったのだと思う。冒頭で健さんが食堂で醤油ラーメンとカツ丼を頼むシーンが印象的なのだけど、先日、醤油ラーメンとカツ丼を昼食と夕食に食べ、あらためてこの映画の健さんに想いをはせた。83歳という高齢での死ではあるけれど、なんとなくまだ死なない気がしていたので非常に残念で惜しい。謹んでご冥福をお祈りします。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 10点(2005-03-23 14:37:06) (良:1票) |
6.干しすぎ! |
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5.いい映画ですよね。でも、この映画を見ると無性にビールとカツ丼とカニが食べたくなる。 【リニア】さん 8点(2004-08-15 02:26:26) (良:1票) |
4.男女が愛し合って結婚して夫婦になる。生活って楽しい時と同じ位苦しい時もあり、自分がとびっきり悲しく苦しい時は相手も同じなんだと思える事が愛情だと思う。健さんのラスト臆しているのは自分の事だけを考えていた事に対する妻への申し訳ないという後悔に見えた。 |
《改行表示》 3.よくよく考えてみれば、この映画のタイトルも宣伝ポスターもすごい。 何せ思いっきり“結末”を晒しているわけだから。その上で燦然たる名作なのだから。 2014年11月末日の日曜日の夜、他界した大巨星を偲んで再びこの映画を観た。 これでこの名作の鑑賞は、通算4度目になるだろうか。はっきりと、この映画が自分の映画遍歴におけるマスターピースになったことを認識した。 もはやあれこれと論ずることすらあまり意味を持たないように思える。 子供の頃に初めて観た時は、面白みを理解しきれなかったけれど、その後観るほどに魅力が倍増した。 きっとこの先も、自分自身が歳を重ねるほどこの映画の魅力は膨らみ続けることだろう。 映画も古くなれば当然、色は褪せる。 ただし、色褪せるほどに魅力的になる映画こそが、本当の意味での「名作」なのだと思える。 もうこの世に高倉健はいないけれど、僕はこの映画を観る度に「おかえりなさい」と心の中で呟くに違いない。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2004-02-11 18:27:41) (良:1票) |
2.健さんと倍賞千恵子、桃井と武田鉄矢の二組のカップルをシリアスにユーモラスに平行して描いていくロードムービー。大人カップルの重さを若いカップルで軽いタッチにしてそれぞれの愛の形を見せる。新人だった武田はそのギャグセンスのうまさで注目されることになった。ノーテンキで軽かった武田キャラがラストで愛の大切さに気づき、桃井とほんとの恋ができるのも大人の愛の深さを知ったから・・甘いという人もいるでしょうが、日本映画としては良心的でいい出来だと思う。 【キリコ】さん 9点(2003-03-06 23:01:16) (良:1票) |
1.はっきり言って私には健さんのストーリーはどうでもよく、むしろ武田鉄也と桃井かおりの初々しい演技とそのなんともほほえましい珍道中が気に入った。特にロン毛でベルボドムを着込んだダサい武田鉄也のキャラは最高に楽しかった。あくまで私はこの作品をシリアスな人情劇としてではなく、コミカルなロードムービーとして鑑賞した。 【モーリス】さん 7点(2001-07-30 04:29:26) (良:1票) |