6.《ネタバレ》 ハンカチが見えるシーンでかかる音楽がどうしても男はつらいよに脳内で切り替わってしまう。それは置いといて。。。ストーリーもさる事ながら脚本のバランスと配役が素晴らしいと思います。映像的には、健さんが帰ってきた事に気付いた倍賞さんの、昔の日本女性らしく感情を抑えた喜びの演技を遠方から撮っているシーンが好きです。健さんも昔の日本男性らしく感情を抑えた感謝の演技で、妻を抱擁するでも笑顔を見せるでも頭を下げるでもなく、控えめに妻に近づき、堪らず嗚咽し出す妻にただ困る。このシーンは最高です。当時に観れていたらもっと高い点でしょう。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-09-02 02:54:38) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 最近、「月が綺麗ですね」といえばI love youという意味になると勘違いしている馬鹿者がいます。なんかパッと見シャレてるし、「直接好きだっていうより気持ちが伝わるよね」と思って、メールとかで気楽にパクっちゃうんでしょうね。けどそれは夏目漱石がその時そう言ったから良いのであって、他の人間が上っ面だけ真似しても、I love youに逆翻訳はできんワケです。この映画は黄色いハンカチによって見事にI love youを翻訳してみせた良い映画だと思います。当人同士にしかわからないメッセージ。「見て見て!私たちこんなに愛し合ってるの!」という肥大化した自意識とは無縁の映画です。人それぞれ自分たちのI love youを見つけないといかんのでせうね。それが簡単に真似できたら誰も苦労しませんが(泣) 最悪の場合、「ええっ!?こんなに沢山子ども出来ちゃったのぉ!?」なんて勘違いしちゃったりしてね。さすがにそれは無いか。最後に、キスし合う若者二人のそばに素っ気ない電柱が1本立っていたのも印象的。まるで「二人の愛はこれからだ」と言っているようにも感じられました。 【ゆうろう】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-18 16:06:21) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 再見してみて、こんなにも倍賞千恵子が出てこない映画だったんだと気付いた。観客が一番見たいのは、不器用な健さんがどんなふうに彼女を愛したかだと思うのだが、そんな姿はフラッシュバックのようにチラチラしか見えない。倍賞千恵子インフレ状態のまま、映画はラストへ。あの豆粒のような再会シーンで、観客は涙腺を決壊させる。あたかも画面に出ていなかったときの彼女の暮らしを全て了解してしまったかのように。 【なたね】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-01-03 17:29:51) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 いわゆるロードムービーってヤツですよね。 邦画でもこーゆーおもしろいの撮れるもんなんですね。 三者三様キャラクターが活きてて、とても良かったです。 なんだか自分も一緒に赤いファミリアに乗ってるような錯覚をおぼえた頃には、どっぷり感情移入完了で、さぁユウさんハンカチ見に行こうぜ!ってなモンです! 映像こそ懐かしいものを感じますが、なにか旅の持つ普遍的な楽しさが凝縮されていたような気がします。 あーどっか行きたくなってきた! 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-07-21 00:03:49) (良:1票) |
《改行表示》 2.みんなが武田鉄也と桃井かおりはいらないと言うが、私は必要だと思う。 武田鉄也のおかげで健さんの無骨さ、脚の長さが引き立ったし、 桃井かおりのおかげで賠償さんの儚さ、薄幸な美しさが引き立った。 暑苦しさと脚の長さという点において武田鉄也のキャスティングは珠玉のものだったと思うし、彼は黄色いハンカチによってもたらされた大きな感動とその二点によって今まで存在しているんだと思う。 そういう意味でも一つ、幸せを生んだ映画。 【祥子】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-07-26 15:17:48) (良:1票) |
1.いい映画ですよね。でも、この映画を見ると無性にビールとカツ丼とカニが食べたくなる。 【リニア】さん 8点(2004-08-15 02:26:26) (良:1票) |