4.《ネタバレ》 「ヴェニスの商人」という題名は有名ですが、自分は小説を読んだことはなく、同時の時代背景も全く知らずにこの作品を鑑賞しました。当時のヴェネチアではユダヤ人に対してこんなに酷い仕打ちをしていたのですね。。。シャイロックはお金に困っていたアントーニオに親切にお金を貸しただけではないですか。金貸業ビジネスですから担保や返済不可能になった時の条件を求めるのは当然です。それを理不尽な裁判にてシャイロックは有罪になり全財産を失いしかもキリスト教に改宗させられてしまうとは。。。この作品、ユダヤ人が見たら不快この上ないでしょうね。シェイクスピアの作品は主人公が死ぬ「悲劇」が多いですが、この作品は「喜劇」だそうです。しかし、自分は喜劇の要素は全く感じず、酷い悲劇としてしか思えませんでした。このストーリーが例え「作りばなし」であったとしても最後に笑う気にはなれません。ラストシーンでのアルパチーノの表情が悲哀に満ちていましたね。。。なお、裁判で法学青年に扮したポーシャには僕も途中まで気づきませんでした。。。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2019-11-24 14:22:53) (良:1票) |
3.特に何の予備知識もなく映画観ました。意地悪な映画ですね。 どいつも、こいつも、意地悪です(笑) 【ぬーとん】さん [地上波(字幕)] 4点(2009-09-23 06:34:36) |
2.《ネタバレ》 確かに芸術的にはすばらしいと思います。アル・パチーノの最後の姿なんか中世の絵画みたい。だけど、私にはなんか合わないみたい。原作を知ってから見た方がいいんだろうか?原作漠然としか知らないし、その時代には仕方ないとは思うんだけど、普通に歩いている人に唾をかけるってのが、もう生理的にダメ。大体、人から金借りて利息とるのが悪だなんて・・・。『友達から利息を取らない』ったって友達は唾とか吐き掛けないと思うんですが・・・。 【さら】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-07-31 14:59:26) |
1.《ネタバレ》 う~ん…、まあマジメに映像にしたらこうなっちゃうかなあ、という作品でした。個人的な見解ですが、シィクスピアの作品ってのは、その甘ったる過ぎる言葉回しに酔わされながらみるもんで、今作ではそれが控えめ過ぎたと思います。内容だけとってみればおとぎ話以下ですし、こういう理不尽な人種差別について理性的な対応が求められるようになった現代では「シャイロック可哀想!」な作品なら誰でも撮れるでしょう。それを如何に全体のバランスを保ちながら喜劇として描くのかと期待を持って観にいったんですが正直安易な方向に逃げちゃったね、という感じでした。 【bizen】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-05-05 00:08:24) |