4.《ネタバレ》 同じ山田・ハナコンビの「馬鹿まるだし」以上に面白い。この頃から庶民になりきっている倍賞千恵子の演技に感心する。ブラックな可笑しさの山田洋次作品があまりないのが残念。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-08-18 23:16:20) |
3.《ネタバレ》 落語ワールドの完全実写化。熊さんを始めとした一癖も二癖もある人間達の存在感が物凄い。この勢いのある役者達の会話のやりとりや間は絶品。このレベルまで達してると、ただの駄洒落でも笑ってしまう。貧乏だし、正直に真っ当に生きているとは言えない人々だが、常に生活には笑いが溢れているところが素晴らしい。シンプルに笑えるものから、時にホラー演出なども冴えていて、これ笑っていいのかよ、というくらいブラックな笑いまで取り繕わず見せてくれるのが嬉しく、落語ファンも大満足な出来なんじゃないでしょうか。とても楽しかったです。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-06-20 00:32:32) |
2.山田洋次監督の映画では寅さんシリーズ以外のコメディの中ではこの作品が一番面白い。落語好きの山田洋次監督らしくテンポの良いストーリー展開とブラックユーモア満載でこれは楽しめる。同じ山田洋次監督の「馬鹿まるだし」や「馬鹿が戦車でやってくる」よりも面白かったし、好きです。それにしても山田洋次監督の喜劇の演出家としての才能の高さをこの作品を観れば解る。落語好きにとっては間違いなく楽しめるそんな作品です。あっ!そうそう、私もあの婆さん、怖かったなあ!けど、怖い中にも笑える要素がたっぷり描かれていて楽しかった。作品全体の雰囲気が何となく川島雄三監督の作品に近いものを感じたけど、私だけかなあ? 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-22 18:06:49) |
1.古典落語をモチーフにした山田洋次監督初期の時代劇コメディー。山田監督の「男はつらいよ」以前の初期作はこれが「馬鹿が戦車(タンク)でやって来る」、「馬鹿まるだし」に続いて3作目の鑑賞だったが、この映画は前の2本と違ってひたすらコメディーに徹していて、妙にシリアスなところもなく、単純に楽しめた。金を餅に包んで食べてしまうばあさん(武智豊子)が「八つ墓村」の濃茶の尼のようで怖い。「男はつらいよ」以降の山田作品では決して見られないようなブラック・ユーモアが出てきたのにはちょっとビックリした。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-01-03 03:14:38) |