5.思うに、ニコラス・ケイジの魅力って何でしょうね。演技力はもちろん確かにある。この人の出る作品は良い物であっても駄作であっても、とりあえず私はいつもニコラスに説得されている。決してケビン・コスナーみたいなイケメンではない。背丈があって脚が長くて胸板も厚くて、とりあえず身体のバランスは良い。頭髪はいかんともしがたいので置いておく。 やっぱり表情筋の使い方がケビン・コスナーとは決定的に違うのだろうな。眉の寄せ方すら何通りもありそうだもの。 で、その眉を八の字にしたり怒らせたりして真面目くんSPを演じたのが今作。大女優S・マクレーンと堂々と渡り合い、頼りになるSPぶりはイケメンでなくともかっこ良い。大統領から直電がかかってきてメンタルをやられる場面はおっかしくて、コメディセンスもちゃんとあるニコラスなのでした。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-23 23:58:45) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 前半30分がイライラしっぱなしです。大統領からのクレームの電話以外に、これといって面白いエピソードもなくてつまらないのです。ただそっから先が面白いんです。 テスという人物の本質を端的に表すエピソードが二つ。一つめが息子の願いを断るシーン。もう一つがダグが泣いている一瞬を巻き戻して見ているシーン。表面上はただのわがままお婆さんに見せかけて、実は、物事と人間の本質を見抜いていらっしゃるのです。そして、テスがダグになぜこだわったのかもよくわかるんですよね。 そして後半になると、前半の無意味にも思えたわがままエピソードのひとつが、意味を持ち始めるくだりもあります。「いい話があるの。」→①「私には脳腫瘍がある。」②「スカッドミサイルを買ったわ。」③「オペラに行くわ。」→「どれが本当だと思う?」すでにダグと3年過ごしていて、でもダグから嫌われているテスは、もしかすると自分の病気の悩みを打ち明けようとしたのかもしれないです。でもつい、①でやめずに、②、③の選択肢をつくっちゃった挙句に、問題形式にしてしまうんです。素直になれない彼女の気持ちがよく表れています。ダグは当然③だと思っちゃうわけです。だからきっとオペラに行く気なんかなかったのに、オペラに行く予定を入れてしまったんじゃないでしょうか。結果、オペラで寝てしまうテス。あきれるダグ。ダグも私たちも、いつものわがままだと思ってしまうんです。なにしろ、それまでのわがままエピソードで、テスはそういう人物だと刷り込まれているから。これが本当だったら、よく出来ている脚本ですねー。ただよく出来すぎていて、なかなか気付かないですよね。 まあ何にせよ、心温まるドラマであり、ちょっと笑えるコメディである上に、刺激的な事件まで用意してくれているサービスいっぱいの映画でした。 でもつま先撃っちゃうのはちょっとやりすぎ。本当に撃ったからびっくりした。この作品のテイストにはあってないな~。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-06 02:48:08) (良:1票) |
3.まっすぐなケイジと寂しいマクレーン、この二人にほろほろできぬわけないわなー。 太ったコックさんが、服を選ぶシーンが好き。 【かーすけ】さん 7点(2003-12-16 17:23:06) (良:1票) |
2.シャーリー・マクレーンが素敵だった。現大統領から主人公にいちいちかかってくる電話が好き。おもしろかった。 【るみ】さん 7点(2003-02-11 18:03:29) (良:1票) |
1.最後の犯人がちょっとショボイ感じがしたのだけれど、逆に元大統領夫人が大きな犯罪に巻き込まれる方が非現実的なのでしょうね。いくら大きな口を叩いても、現大統領からの命令で簡単に信念を変えてしまう主人公が普通の人間っぽくって好きですね。あとビデオの中で前大統領の葬儀で一人だけ泣いている主人公の人間性をさりげなく表現しているのも良かった。ただ、前の任期の3年間にお互いに理解出来なかったのに、今回は仲良くなれたのかちょっと疑問ですけど。やっぱり脳腫瘍での寿命とかが関連しているのかなぁ? 【kazoo】さん 7点(2002-09-04 11:02:48) (良:1票) |