4.《ネタバレ》 巡礼を題材にしながら宗教に批判的なところが垣間見えるのが面白いし、現代人の背負っているいらないものを削ぎ落として本来あるべき姿に回帰させるをいうのも受け入れやすく、ストーリー全体も分かりやすい。またコメディの要素も楽しめた。ただ夢のシーンについては全くピンとこなかった。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-08 12:42:19) |
3.筋的には細切れのエピソードを重ねただけという感じですが、ただの道を黙々と歩いている風景とか、その辺でぼてっと休んでいる状態とか、映像的には意外に面白いのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-03 04:15:44) |
2.コメディとリアルヒューマンドラマの融合具合が絶妙で、個人的にはもうちょっとコメディよりにしてもいいのにと思うところもあるんだけどおそらくはこれがちょうどいい塩梅なんだ。やり過ぎると面白くなくなる。三人兄妹のキャラクターがハッキリしすぎの面もあるけどここもあまりリアルにしすぎると退屈になっちゃうからこれでいいのだろう。体力的に過酷な長旅を共にする面々が徐々に打ち解けてゆく展開はベタベタなんだけど、こういう旅って絶対そうなるんだろうなあという説得力があるから気にはならない。女教師が「教える」という本業に目覚めるクダリは感動的ですらあった。キリスト教の聖地巡礼の旅を描いているのに、願い事を大幅に改ざんするシスターや露骨な人種差別、宗教差別をする神父とか出てくるあたりを見ると、「1500キロ(ほとんど本州縦断!)を歩く旅」がいいのであってキリスト教自体はむしろ否定的にとらえられているようだが、その描き方も深刻ぶっていないのが好感が持てる。物足りなさもあるんだけど気持ちのいい映画です。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-10 14:47:51) |
1.《ネタバレ》 ちょうどロードムービーを観たい気分だったので、美しい景色と個性的な登場人物に彩られた本作は、まさにうってつけの作品。それぞれ事情を抱えた人たちが、「聖地」を目指して巡礼の旅に出る。3兄弟の長男が、人種差別をする教会に啖呵を切るところが良かった。ただ、夢のシーンが必要以上に長かったのと、ラストの展開にちょっと白けたので(せっかく楽しい気分で観ていたのに台無しにされた感じ)、評価も少し厳しめに。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-12 22:29:59) |