4.《ネタバレ》 こういう映画はもう少し人の行動の必然を考えてもらわないと鑑賞中に興ざめします。サトエリが刺し殺した一人目の口裂け女が普通の主婦に戻った段階で、常識的にはサトエリは自分が犯した「殺人」に対して何らかのアクションをするはずです。何事も無かったように失踪児童を捜し始めるのは変でしょ。オイオイって感じです。口裂け女の隠れ家に捕らえられていた児童を保護した後、まるで口裂け女が現れるのを待つかのようにのんびりと行動しているのも変です。普通は急いで逃げるんじゃないですか。良く出来たサスペンスやホラーは、無用な不自然さを感じさせないものです。よろしくお願いします。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-09-27 11:23:34) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 最初のほうは、面白いんだけどねえ。途中からどんどんテンポが悪くなっていき、グダグダホラーの様相を呈してくる。口裂け女という象徴を使って「児童虐待」を描く、というコンセプトは非常にいいし、映画の冒頭ではそれが成功しかかっているのにね。もうちょっとがんばって作れば面白いものになっていたかな? 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-08-29 18:18:04) |
2.いろいろこじつけてますけどそれなりに見れました。 自分が小学生の時(10年以上前になりますか)も口裂け女の話を聞いてましたっけ。 電柱の影とか恐がってたのを思い出しました。 車に乗るようになってそう言ったビビリからも離れてしまいましたねぇ。 【悲喜こもごも】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-07-30 22:16:38) |
1.なんで今さら口裂け女かと思ったが、以前流行した親の世代と子の世代との30年の差を置くことで、親の子への虐待というモチーフを潜ませる深い企みがあったのだった。母の子である男教師と子の母である女教師との冒険を通し、ローレンツの動物行動学が、愛と攻撃とは同じ根を持つと指摘しているような、そういう母性の根源的な衝動の両面を探ろうとした意欲作なのである…って感じなのかな、とうっかり最初のうち思ってしまった私を笑ってくれ。だってこいつらへんなんだもん。男教師は己れの幻聴に導かれて車走り回ってるし、女教師は女を刺殺してその子を憐れんで、でも一緒に車で走り回ってる。こいつらの行動に確からしさの裏打ちが出来てないので、観客は置いてきぼりを食い、その間もドラマはただただ陰惨に進行する。もう途中で製作者が観客にどういう反応を期待しているのかすら分からなくなっちゃった。呆然とするにもけっこう体力がいるらしく、ラストでは疲れきってすっかりウツロ、サトエリに向かい「そうですか、ハイ、分かりました、どうもご苦労様でした」と弱々しく呟いて電源を切った。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-02-25 12:21:50) (良:1票) |