5.《ネタバレ》 漫才コンビ・ゴールデン鳴子雷太、解散場面のこと。鳴子が別れ際に放った一言が引っ掛かります。「また、あなたを見つける」この台詞は、これから心中するカップルが使う言葉でしょう。「(生まれ変わっても)あなたを見つける」の意味で。鳴子が雷太を見染めてコンビを組んだ経緯があるとしても、このシチュエーションで使うのは不自然です。後の鳴子の娘来訪が前提となっていることが透けて見えます。前フリ・伏線は脚本家の腕の見せ所ですが、無理やり挟み込むのはかえってマイナス評価。それに別れ話でこんな台詞を吐く奴は、気持ちが悪いです。初対面でキス。田舎から上京し、押し掛けてお笑いコンビを結成。にもかかわらず人前に出るのが苦手?乙女の恋心パワーで説明するのは無理があるような。芸人ならデフォルトの変人でも、一般的にはドン引きです。ルックスが“宮崎あおい”だから許されるようなもの。彼女に限らず、登場人物の人間性は総じて酷いものでした。モーゼは偽父親になり済ましましたし(しかも誰も得をしていない!)、アイドルオタクの童貞紳士ぶりには苦笑いするばかり。岡田くんは正真正銘のクズでした。お前は大家さんにキレられる立場かと。弁護士先生のやっている事も独り善がりな感アリアリ。お父さん(鳴子の夫)の気持ちはどうなるの?で、タチが悪いのは、これらダメ人間エピソードを感動話に仕立て上げていることです。監督というより、劇団ひとりのセンスという気がしますが、ダメな奴がカッコ付ける事ほど恥ずかしいものはありません。V6岡田くんや塚本高史といったイケメン俳優の起用も、明らかに間違いだったと思います。バラバラに見えた主要登場人物たちが、主役を中心に集約される筋立ては、この手の物語の定番様式。こちらも脚本家の手腕が問われる部分。ところが何故かアイドル&オタクチームだけが本筋に絡んできません。こういうリアリティって必要ですか?脚本家の意図が測りかねます。正直、私には魅力を理解できない映画でありました。ただし、宮崎あおいの「ごしない」だけは絶品!頬が緩みます。方言女子に萌える方には、一見の価値があるかもしれません。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-10-09 17:57:34) (良:1票) |
4.原作は未読だが、あらすじや解説を読むと映画とかなり違っているようです..本作は映画人が創った映画だな~って、感じるところがいたるところに点在..しかも、B級映画の臭いがプンプン..映画として、かなりキビシイ出来です..主張が弱いし、後半はぐだぐだ..小説の方が面白いんだろうな~ 勝手に想像してしまいます..残念... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-12-15 12:57:18) |
3.それぞれ 良い話なんだろうけど 共感できる部分が極端に少なくて ひいて見てしまいますね。全体の雰囲気も明るいんだか暗いんだかぼんやりしていて 今ひとつな感じでした。まあ、3点かな・・・。 【フラミンゴ】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-02-08 17:43:46) |
2.感動しそうだなぁと、期待して観に行ったら期待外れでした。話に深みがなくて感情移入が出来ず、最後まで疑問が残った作品で残念です。この映画を観たのは1年以上前ですが、印象に残ったのは「プーどる」くらいでした。 【ひまわり】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-06-01 21:51:22) |
1.《ネタバレ》 恋人のエピソードがほろりとしました。が、主人公を取り巻く変化についていけず感情移入できませんでした。らいたのギャグもあまりに笑えなすぎてもう少しうまく演出のしようがあったろうにと思えてしまう。原作だけにとどめて置いた方がいいのかな? 【シネマブルク】さん [映画館(邦画)] 3点(2008-02-18 20:04:34) |