5.公開当時に観た時はすげえハイセンスだなと思った記憶がある、今観ても異端のアイドル映画だった。広末涼子デビュー作にして最高傑作なんちゃうかなと本気で思う。 |
4.《ネタバレ》 初見時は、どう評価して良いかわからないような適当な映画に思えました。敢えて言うなら、自主制作映画に対するオマージュみたいな印象で、「20世紀ノスタルジア」というタイトルも監督の自主制作映画へのノスタルジィを大袈裟に言い換えたものかな、と。21世紀も10年ほどが過ぎ、先日観直したところ、このタイトルが重みを増して作品に鎮座していました。先に断っておきますが、私は特に広末のファンではありません。でも「広末涼子ノスタルジア」と言い切って良いほど、本作中の彼女の可憐さに惹き付けられました。広末涼子は現役の女優ですが、この映画の中には違う広末涼子がいます。映画を完成させる過程に彼女の成長をオーバーラップさせたストーリーは、青春映画としてはかなり薄味。でも彼女は輝いている。これは当時の彼女を、当時の空気感に定着させて遺すことが目的だったように見える。美空ひばりや吉永小百合の頃から「アイドル映画」はありますが、中には後年に観て当時を懐かしむことの方が意義深い作品もあるように思う。本作もそんなポジションを獲得しているのではなかろうか。このタイトルが後々のノスタルジアを予告していたかどうかは怪しいけど、今となっては大胆な視点を持ったタイトルだったと感心する。 【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-11-01 23:04:14) |
3.《ネタバレ》 徹と杏を見ていると、いたたまれない気持ちになります。エーテル体?ニューロンばちばち?猛烈に恥ずかしいです。この感覚は、本サイトに投稿し始めた頃の自分の感想を読み直しても味わえます。布団を被ってジタバタしたくなる。過去の自分を正視するのは大変キツイ。文章でさえこの有様なのに、映像ならどれほど破壊力があることか。2人とも、あとで存分にジタバタしてくださいね(合掌)。自分の中に宇宙人がいるという徹。それは己が何者かを見極めようとするための足掻き。成長期にはありがちです。ただ彼の場合は、本気でヤバかったかもしれない。回るカメラは定まらぬ心を表すよう。徹は杏に救われました。杏の方は、ごく普通の女子高生。彼女は映画の編集作業を通じて飛躍的に成長します。映画を完成させるよう発破をかけた先生と親友、グッジョブです。先に書いたように、過去の自分の作品を見直すのは恥ずかしいものです。それは「客観」だから。主観でいるうちは楽ちんです。都合のいいフィルタもかかる。自己完結で済ませられる。でもそこから成長は望めません。第3者の立場で自己と向き合い、自分なりの結論を導き出した杏は立派でした。21世紀の朝日に向かうチュンセとポウセ。もう大丈夫です。カメラはブレません。今度は徹と杏で新しい物語を紡いでいく。痛い彼らは、かつての自分。苦いけど嫌じゃないです。テーマは響きましたが、物語の体を為していないため退屈します。広末じゃなければ、たぶん最後まで観ていません。彼女の眩しいほどの魅力で“持たせている”映画だと思います。もっとも自分は、広末以上に余貴美子の美貌に見とれました。オッサンですな。ヒロスエと余貴美子さまに+1点ずつ進呈させてください。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-07-08 18:26:58) (良:1票) |
2.ちょっと恥ずかしい映画。これが広末涼子初主演映画なんだよ、秘密じゃないんだよと言いたい映画。 |
1.奇妙な歌が印象的。 【出木松博士】さん 6点(2001-01-15 19:22:57) |