4.《ネタバレ》 永遠の命を手に入れました。で、あなたはどうしますか?という問い。永遠の命より大事なモノは何なのか?結局は「家族(愛する人)」って話なんですけど(戻る夫婦も生まれる子供のために戻る選択をするわけだし)、あんまり説教臭くはなくて、前作のインパクトに比べればパワーダウンはしているものの、続編としてのテーマ性は失われおらず、良質な作品になっており、あらためて生きる事の意味を考えさせられる。 |
3.《ネタバレ》 続編が前作を上回った例はほぼゼロ!と自分に言い聞かせながら見たせいか、アタシは意外にもそんなにガッカリしなかったわ。 もちろん前作に比べると冗長すぎる気はしないでもないんだけど、実は老いとか死に関しては前作よりもしっかり掘り下げてたような。 愛する人のために命を落とす者あり、子供や孫と一緒に生きるために地球に残る者あり、新しい命のために再び旅立つ者あり…。 一応宇宙人も出てくるしSFではあるんだろうけど、アタシ的にはどっちかっていうと「人は年老いた時にどういう選択をするべきなのか」っていうテーマを描いたヒューマンドラマな印象よ。 延命装置つけてまで生きるのかとか、安楽死の是非とか…もちろんいろんな選択肢があっていいと思うし、この映画の老人たちがそうだったように、それぞれが真剣に向き合って納得のいく答えを出せばいいんじゃないかしら?なーんて思ったりして。 …偏屈ジジイのバーニーも新しいロマンスを見つけたみたいだし、ジャックも地球の女とようやく出会えて、とりあえず「番外編としては」アタシ的には及第点よ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-09 15:01:38) |
2.『コクーン』という、「はいこれでオシマイ」と先を語らずに完結させてしまってこそ価値のある作品に対して、なんとか強引に続編をデッチ上げてしまおうという、この涙ぐましさ。脚本家、エライと思うけど、それに付き合う我々も少しホメて欲しいなあ。そもそも、この宇宙人たちの時間軸は地球人とは全く違っていて、次回地球を訪れるのはまた1万年か10万年先なんだろう、と思いきや、たった5年で戻ってきちゃう、という、著しくスケール感を損なう設定。そりゃないでしょ。せめて、老人たちが宇宙で何をしてましたとかいう下世話な話は描かないとしても(ある夫婦は、今回帰還する前に一度コッソリ地球に帰って『ニューヨーク東8番街の奇跡』に出演していたらしいが)。しかし、老人たちが久しぶりに地球に帰ってウキウキと遊び倒すオハナシが延々と続くのもどうかと。前作を貫いていた確信犯的な力学がここには無く、どうも全編弛緩した印象を受けてしまう。囚われの宇宙人を救出するクライマックスも随分あっさりしていて(そりゃま、あまり唐突にドハデに盛り上げてしまっても困るんだけど)、なーんか物足りん。結局のところ、一度宇宙に旅立った老人が「今回は地球に残る」ってのが、アホらしいんだと思います。安っぽいんだと思います。テキトー過ぎるんだと思います。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-19 17:34:38) |
1.前作に心酔しちゃって、あの感動をもう一度!とか素直に思ってしまった私のような者ならともかく、そうでない人には特にお勧めはできません。が、前作のコンセプトは見事に引き継ぎ、かつてないほどベタな焼き直しをやっているので、前作の余韻としては充分に楽しめる内容ではあると思います。それ以上のものをわざわざ期待する人もいないと思うのだけど、まあこのぐらいでいいんじゃないですか。 【anemone】さん 6点(2004-01-11 13:17:19) |