《改行表示》 10.この映画は僕の最高の映画。脚本、演出、そしてアル・パチーノのすばらしい演技が、男が生きるとはこういうことだと教えてくれる。そして、そこここに散りばめられた、数々のアドバイスも。 一人の人間が、男が、生きるとき、そこには多くの間違い、痛み、そして後悔がある。そのすべてがこの映画に詰まっている。 正直、この映画をみて何も感じなかった男とは話もしたくない。間違ったことを覚えてないか、後悔をしてないか、さもなくば、痛みを知らない人間に違いないと思うからだ。 これからも僕は、自分が闇の中にいると感じたらこの映画を見るのだろう。そして、もつれても踊り続けるようと思うのだろう。 |
《改行表示》 9.《ネタバレ》 アカデミーのノミネート常連アル・パチーノが、やっと手にしたオスカー像。 私は摩天楼のほうが、作品的には好きなんですが、 でも賞となるとやはりこちらでしょうか。 初オスカーということもあり満点をつけます! ほんとにほんとは・・「ゴッドファーザー」シリーズであげてほしかった。 たぶん運がなかったのでしょう。 そしてこの作品で贈らないといつって感じで。 日本語の副題に「夢の香り」とありますが、それが気になって・・ 「フォレストガンプ 一期一会」などはそのまま出会いと別れの感動として、 「グットウィルハンティング 旅立ち」これもそのまま受け取れますね。 副題で非常にわかりやすいと見ていたのですが・・ さて、「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」これはどうだろうか。 私は意外だと思ってしまった。題を知らずに夜中に見てたので。 盲目の元軍人が人生を自分を取り戻す感動のストーリーだと。 ラスト近くでは見事なスピーチまで披露します。 ところがあとで気づいた「夢の香り」・・ そうか!これは年をとっても女性を愛することを忘れない男の物語なのか・・ ということで、意外に思ったわけでした。 中半がグットウィルハンティングのような展開になるので、 パチーノが自分を取り戻そうとしてるそのあまりに激しい演技につられ、 わけのわからないのに泣いてしまいました。 そのうえに、盲人が道に飛び出すわ車を運転するわで、 とにかく勢いにつられ感動させられてしまった・・ すごい役者ですね。濃い演技はあまり好きじゃないんですが、 パチーノの場合は素からそんな感じに見えて、わざとらしく感じない。 ・・きっと普通でも熱いのではないかと思うくらい。 とにかく若いころから目が違ってた。取り付かれたような目。 盲人役は本当にぴったりでした。見ていて本当に盲人に見えるのです。 瞬きしないで黒目も動かさずに・・ 同情、共感、でもうっとうしいがんこ者。 見ていて暑苦しい、でも真剣で哀しい。なぜそこまですると。 それがわかったとき、一人の男として人間として存在していた。 こういう演技をされると、同情というある意味の差別意識が恥ずかしいです。 ふたつの目が見えるうちにこの作品を見られることをオススメします。 また落ち込んだときには、勇気ももらえますよ。 【アルメイダ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-03 01:49:37) (良:2票) |
《改行表示》 8. 17年前に上映された作品なんですね。予備知識なしに観たのですが、冒頭から主演二人のやりとりに惹きこまれて時間を忘れてしまいました。 障害者を演じると何故か必ず賞をもらえる…以前から「アカデミー賞」というものに偏見を抱いていましたが、もうそんなことどっちでもいいです。 それにしてもタイトルで損してますよね。このタイトルじゃ、あんまり観ようとは思わない。 比較する訳じゃないけど、観終わって「ショーシャンクの空に」と同じ充実感をを味わいました。「希望」です。 92年のバブル期よりも今、この最悪の社会情勢のほうが価値を見いだせるのではないかと思います。 フィクションを馬鹿にする人たちがいますが、自分を見つめ直すきっかけが出来れば、それは価値のあるものだと思います。私にとって本作がそれに当たります。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 10点(2009-02-03 09:37:32) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 パチーノの演技がすごい。あの瞳がまったく動かず、そして悲しみを宿しているのがすばらしかった。推測だが、チャーリーが彼にあそこまでするのは、そういう悲しみとかをどこかで見抜いていたのだと思う。内面の傷つきやすさのために、楽な方へ楽な方へと人生の選択をしてきた中佐が、強制的に道を閉ざされるチャーリーを救う言葉に感動した。物語の最後には、それまで傷つきやすいひねくれ者だった中佐が、ほんの少し優しくなったおじさんになって帰っていく。その些細なシーンにまた感動。いい映画だった。 【ローリング@ストーン】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-01-25 19:07:33) (良:1票) |
《改行表示》 6.これにグッとこない人は、人生ナメてるか、人生捨ててるに違いない。 銃を手にしたあのアル・パチーノの苦しみに共感し、クリス・オドネルの まっすぐな涙に感動できなかったのだから。シンプルだが力強いこのテーマを 小粋な演出たち(ジャック・ダニエルズを"ジョン"とよんだり、女性の香りを言い当てたり) が鮮やかに彩る。そして最後の「フーアーッ!!」(ちなみにこの意味不明なかけ声は、アメリカ海兵隊やらレンジャー部隊やら が使うかけ声。「チェストーオッ!」みたいなモノ? 違う?)。アル・パチーノのオーバーな演技にはいい加減、 食傷気味だった私も、ついつい胸が熱くなってしまった。と同時に、私が 彼らの立場だったら、こんな勇気はきっと持てないだろうなと、落ち込んでみたりした。 最後に、この映画 の教訓を→「人生はダンスと同じ。つまづいても、転んでも、最後まで踊り続ければ、 ちゃんと格好はつくもの。」 【あまでうす】さん 10点(2004-02-13 11:26:10) (良:1票) |
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5.以後、酒はジャック・ダニエルとなりました。 【にゅうたいぷ】さん 10点(2003-12-03 13:51:21) (笑:1票) |
4.《ネタバレ》 この盲目のオヤジは、確かにガンコで救いがたい愚か者です。しかしこの人は最後の最後まで、ずっと女を求めていました。 それがとても嬉しかったです。タンゴのシーンは、踊りの素晴らしさよりも、アルパチーノの顔の表情が実に感動的でした。 「俺は女が、むちゃくちゃ大好きなんだよ!」というオーラが漂ってきます。 顔だけで「生きている」ことの素晴らしさを見事に表現しています。 私だったら、いくら女性と踊るのが好きだと自覚していても、「好き」という気持ちを押し隠そうとするかもしれません。羞恥心のために。 これほど自分の感情をオープンにできる人を羨ましく思います。「人間は欲がなくなったらオシマイだ」と言わますが、「女が好きでどうしようもない」という感情は本当はすごく素晴らしいことだと思います。 それだけでも「生きる原動力」になりえます。 それが男だと思います。 最近の世の中は、自意識過剰になっている人が増えてきて、愛するよりも、どうやったら愛されるだろうか?なんて姑息に計算をたてて考える人が多いような気がします。 この映画を観て、目からうろこが落ちました。私は映画史上まれにみる偉大なスケベオヤジをアルパチーノが演じたと思っております。 このアルパチーノ演じる盲目の男は常に女を愛し、人を求めていました。 この映画の邦題は「夢の香り」になっていますが、直訳は「女の香り」です。 目が見えなくても、女の香りだけは、無くなったりはしません!彼は自分の境遇に絶望はしても、最後まで「人を求める気持ち」を失わなかったのです! 人間が、つらい人生を生きていけるのは、他人を愛せるからです! 私もいっぱい人を求めたい。そしてその嬉しさを感情に表現したい。愛したい。フーアー! 【花守湖】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-10-15 03:50:58) (良:1票) |
3.この映画で人生教わりました.似たような場面は会社の中でも幾度となくありました.仲間取るか?保身取るか?そういう場面になると。いつもこの映画の全校集会のところが浮かんできて.何度も.人間資格になるのすくってくれました。 【しげ】さん 10点(2001-06-30 23:16:39) (良:1票) |
2.今まで見た映画で一番の作品です。何度見てもいいです 【ka_takao】さん 10点(2000-06-26 13:59:46) (良:1票) |
1.このアル・パチーノ最高!それにすんごいジ~ンと来る映画!大好きです 【ひよこ】さん 10点(2000-06-13 23:22:38) (良:1票) |