4.《ネタバレ》 (かなり批判的な内容です!)「プエルトリコ人は歩兵に向いてる」とか、「一生、コンビニ勤めで人生を終わるつもりか?」などの、人種差別・職業蔑視発言には憤りを感じました。あと、大佐は高級車販売店のマネージャーに試乗を断られ、鼻の下をかがせる描写がありました。自分の要求を通すためには、金で解決も厭わないと考える人間なら、校長にジャガーを買い与える金持ちと同じ穴のムジナでしょう。最後の立派な演説も、行動が伴っていないのによく言えるな、と空しくなりました。自分は、口先だけの人間が嫌いだし、ウェイターより軍人のほうが立派な職業だとはちっとも思っていないので、この映画だけはどうもダメですね。 |
3.《ネタバレ》 アル・パチーノは本作で主演男優賞を受賞しましたが、私の個人的意見としてはカリートの道のほうが彼らしく、そして哀愁もあって美しくて主演男優賞に相応しかったように思いました。
さてこの映画、パチーノの力の入り具合に反して内容がイマイチ伴わない映画だったと思います。パチーノの貫禄が消えずに残ってしまっており、ただの頑固ジジイに見えない点が残念でした。(何かやってくれそうな雰囲気なのにラストは大人としては至極普通の演説でした)
結果的にパチーノの成長物語だった訳ですが、この映画を高貴なものに高めている一翼に女性好きの表現の仕方があります。香りで女性を見抜けるのは素晴らしかったと思います。でもパチーノの人間性の深みには繋がっていないように感じました。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-01-02 15:38:32) (良:1票) |
2.チャーリーの心理を掴めぬままに終わった。何故あの老人にあそこまで献身するのかな? 【カラバ侯爵】さん [地上波(字幕)] 4点(2007-01-09 13:24:41) (良:1票) |
1.これって評価高いのね。アル・パチーノがノミネート7~8度めにしてついにオスカーを獲得した作品でもあるのですが、このパチーノが一番嫌い。「俺の演技を見ろ!」といわんばかり、オーバーアクト炸裂なのだ。「そんなに大声出しなさんな」と何度思ったことでしょう。ほんとに死ぬつもりだったのかどうかも疑わしい。性格が災いして思うように出世できず、銃か爆弾だかの暴発で失明してしまった偏屈じーさんがダダこねてるみたいだった。どうしてこんな失礼なことを感じてしまうのでしょうか?私は演技しているアル・パチーノを観たいとは思わない。この人は年とともに役を自分に引き寄せるタイプになったわね。それがいけないことだと言うつもりはないが、役に自分を近づけ、その俳優が役の人物になっているのが私は好きです。こういった物語の場合”演技している俳優”ではどのようなものかと感じるわけです。クリス・オドネルにとってはこのじーさんと過ごすことでちょっとした人生勉強ができたわけですから有意義だったでしょう。オドネルは初々しく自然で、見るからに真面目そうなルックスでハマり役でした。作品としては、あまりにストレートで、人生に幕を下ろそうとしている老人の悲哀とか静かにじんわり響いてくるものが感じられなかったです。マーチン・ブレスト監督は、「ジョー・ブラックをよろしく」でも思ったけど、なんといいますか余分なものをくっつけるのが好きなのかしら?ラスト、学校へ乗り込み道徳の教科書を読んでいるようなパチーノの演説はまったくいらない。シラけてしまった。最後までひねくれた偏屈じーさんのままでよかったんじゃないの? 自分を救ってくれたチャーリーへのお礼?でもこのラストはなんとなくパチーノの案のような気もする。 【envy】さん 4点(2003-12-15 01:07:42) (良:1票) |