75.《ネタバレ》 大学生の時に観賞。実は全く期待せずに観に行った。帰ってきた私はパンフレットを開き「あーのるど・しゅわるつぇねっがー」って名前を10回くらい繰り返し発音して暗記し、友達にコイツが凄いと吹聴しまくったのだった。今でこそシュワちゃんは誰でも知っている人だけど、その当時は「コナン」に出ていたくらいで大した知名度じゃなかった。悪役を凄いと思ったのはキングギドラに次いで二人(?)目だったかな。中味の感想は述べるまでもないけど、自分が感心したのは、徹底的にやるという監督の姿勢でした。これでもかってくらいに銃弾を浴びせるカイル。骨格だけになっても殺意を持ち続けるサイバーダイン。最後にプレス機で潰されて目の光点が消える前に、何度これで終わりと思ったことだろう。もうお腹いっぱい、ってところまで見せる。不満なんて残らない。ジェームズ・キャメロンの名前も、あーのるど…と一緒に覚えたけど、徹底的にやる人という自分の見立てが正しかったことは次作「エイリアン2」で明らかになった。ともあれ、映画全体の“つくり”はB級なんだけど、突き抜けてA級になった珍しい作品でしょう。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-03-25 05:56:57) |
74.《ネタバレ》 小学1年の時に日曜洋画劇場で見て以来、現在に至るまで私を映画にどっぷりハマらせるきっかけとなった作品です。普段見るテレビとはまるで違う世界、ターミネーターがものすごく怖くて、アクションの凄まじさに驚いて、ラブシーンに気まずくなって、とにかく圧倒的に面白くて、まったく目が離せない感覚を人生ではじめて味わったのがこの時でした。以来数えきれないほど見ていますが、いま見てもやっぱり面白い。キャメロンの映画作りのセンスはあらためてズバ抜けています。舞台は真夜中で、出てくるのはゴミだらけで人気のない路地裏ばかり。同年の作品と比較してもアクションは派手な部類には入らないのですが、冒頭のテロップひとつで「これは人類の存亡を賭けた戦いだ」という史上空前のハッタリをかましてみせます。アクションにはさほどお金をかけない一方で(シュワ氏の存在感からとんでもない破壊者を見たような気になるものの、物を壊したり爆破したりの場面はかなり少ない)、ターミネーター絡みの特撮や彼が持つ銃火器には徹底したこだわりがあり、「ここを作り込めばあとは何とかなる」という判断が的確に為されています。最初から大手と契約してたスピやルーカスとは違い、ロジャー・コーマンの元で修業した苦労人キャメロンならではの強みでしょうか。脚本の出来も上々。例えばカイルがサラにこの戦いの背景を話すシーン。普通ならいったんここで話が停止状態になるのですが、本作ではなんとカーチェイス中の車内でこれを一気に説明させ、話を止めないのです。またこの車内ではパニックになるサラを「黙れ!僕が話していいと言うまで話すな!」とカイルが恫喝して話を聞かせるやりとりがありますが、このたった数十秒のシーンで、突如命を狙われることになったサラのリアルな反応を描き、一方でカイルが厳しい世界の住人であることをうかがわせます。本作はテンポの速いアクションですが、その中でも人間の生身のリアクションやドラマがきっちりと描けており、そのリアリティがSFとしての説得力をうまく補完しています。傷つくカイルを救おうとする中でサラに戦う強さが宿っていく過程は自然だったし、ラストではカイルの思い出を話をしている時に撮られた写真こそが、カイルがサラを愛するきっかけとなった写真でしたというオチ。SFや銃火器を好む一方で、最終的にはこういうセンチな話を好むあたりが、やはりキャメロンなのです。 【ザ・チャンバラ】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-12-06 03:10:22) (良:1票) |
73.《ネタバレ》 じつは私も2→1と見た人。サラ・コナーも最初は普通の大学生だったんですね。カイルー!!すごいかっこよかった。未来のジョンはどんな気持ちでカイルを送り、どんな気持ちでカイルは来たんでしょうね。そしてシュワちゃんこわいいぃぃ!執拗さがすごく。お金をかけなくてもいくらでも面白い映画はできるんですよね!迫ってくる恐怖の中においてのカイルとサラが切ない。切ない…。(それにしても、有名なI'll be back. があんなシーンで言われるとは。ちょっと意外だったことを覚えています) 心に残る名シーンにほかのレビュワーさんが書かれていることにとても同意。ラストよかったです。 【CEDF】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2008-11-01 20:04:04) |
72.2を見てから1を見た。洋画は不要なラブシーンが多いが、この映画では違う。切なくて、涙が出そうになった。お金をかけなくてもいい映画は撮れる見本の作品だと思う。 【ましゅまろシナモン】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-10-29 17:37:29) |
71.ターミネーターのあの不気味なまでの無表情さ、やられてもやられても追ってくるしつこさ、特撮技術などに安っぽさは感じるけれどもそれを補ってあまりあるほどの恐怖感があった(それとワクワク感も)。1、2と観ると製作費の多寡やCG技術の高さなどは映画の面白さとは何の関係もないことが良く分かる。それとシュワルネッガーにセリフをしゃべらせてはいけないってことも(笑)。 【万年青】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-08-25 12:36:58) |
70. リンダ・ハミルトンさんの演技力が凄いと思いました。あの、誰かに追われているのにビクビクしながら通りを歩くシーンの演技がとくに。 【ファンオブ吹石】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-20 02:48:04) |
69.映画に全然興味のなかった小さなころに初めて観たのですが、とても衝撃的で何回もみました。 【eureka】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-03-20 23:25:45) |
68.今観るとさすがに特撮は古いが、それを補って余りあるストーリーの面白さと、ぐいぐい引き込むパワフルな演出。くわえてシュワちゃんの無敵っぷりがとにかく素晴らしい。カイルとサラのラブシーンは(結末を知っているが故)、とても切なく美しかった。娯楽映画の見本のような作品。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-02-21 23:31:24) |
67.何度と無く観た。本当に、実に、末恐ろしいほどヤツは居てそうで怖い。 【成田とうこ】さん [試写会(字幕)] 9点(2008-02-15 16:45:44) |
66.《ネタバレ》 80年代トップクラスのSFアクションだろう。この映画で監督のジェームズ・キャメロンとターミネーター役のアーノルド・シュワルツェネッガーはブレイクした。複雑になりがちなタイムパラドックスに上手くラブストーリーやアクションを入れ、大人でも観賞できる作品に仕上がっていのは見事。自分はB級アクションではなく、A級アクションとして観ている。 本当に3は忘れたい・・ 【Ko-ban】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-07 19:18:44) |
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65.《ネタバレ》 執拗にターゲットを追いかける、まさしく「機械」なシュワちゃんがめちゃくちゃ怖かったです。地の果てまでも付いて来そうなあのしつこさ、どうしたらあいつ倒せるんだよー!というもどかしさもあいまってたまらなく恐ろしかった。 いきなりのラブシーンは仰天でしたが、爽快最初は守られてばっかりだったサラが最後にT-800を潰したところは爽快でした。スカイネットに制圧される未来と、人類が逆転勝利する未来の両方を感じ取れるラストシーンも好き。 【深々】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-28 21:43:20) |
64.TVで放映されたのをビデオに録画し、擦り切れるほど繰り返し見ました。サラを守るカイルがとても格好良かったです。次の展開がわかっていてもワクワクしてしまいます。 【shoukan】さん [地上波(吹替)] 9点(2007-07-08 23:01:23) |
63.ここまで追いかけられるほど逃げられません…私は(笑) 【栗頭豆蔵】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-02-12 20:14:31) (笑:1票) |
62.「2」よりも,この「1」の方に異質なほどの強烈な暴力性を感じる。「2」がハリウッド式娯楽大作製造機にかけられてできた一種のテーマパーク的映画なのに対して,本作にはそういった影はない。もっとも,さほど期待をかけられていなかった時のキャメロン作品だから,と言うと身もふたもないのであるが,実際にはそれが正解なのだろう。しかし私はそんな風には思わない。「1」が映像として「2」に見劣りするのは認めても,映画として格下だとは思わない。私はこの「ターミネーター」が大好きだ。劇場,ビデオも含めて十数回は観た。そこまで惹きつけられる最大の理由とは何かと問われると,それは冒頭に書いたように,他の凡百のアクション映画とは肌触りが違う暴力性だとしか答えられない。そのことに大きく貢献しているのがシュワルツネッガーであることは,今更言うまでもない。この頃のシュワ氏は箸にも棒にもかからない大根役者で,もしガタイがゴツいだけで彼が選ばれたのであれば,キャメロンは実に幸運な選択をしたと思う。筋肉自慢の役者は大勢いても,爬虫類の目をしたマッチョはそんなにはいないからだ。極限的に非人間的で,反撃する気力も萎えるほどの強力さを備えたキャラクターにぴったりとはまる役者。演技の出来不出来以前に,何かしら相手を不安に陥れる男。当時のシュワ氏にはそれらがすべて内包されていた。確かめるために,あとでもう一度観てみようと思う。ところでこの映画,銃器マニアを面白がらせる工夫が結構あります。例えばアクション映画のお約束となったM16をあえて使わず,AR18という玄人好みのやつにしたとか,ガンショップでシュワの「プラズマライフルは?」の問いに,店主が「まだ入荷しておりません」と答えるところなど。ニューモデルが頻繁に出る銃業界では,売る側が知らなくてもあえてそう応対するのが通例となっているということを,この映画で初めて知った。キャメロンは細かい部分をいじくるのが好きですね。 【Roxy】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-07 14:52:49) (良:2票) |
61.《ネタバレ》 当時は目を見張るような斬新な作品であった。今見てももちろん充分楽しめる。しかし、ありとあらゆるものが出ちまった今、残るかどうかはやっぱり「せつない部分」のある無しによるのだなあ。ビーンのせつなさよ。「1」はシュワちゃんの「非人間性」とビーンの「情けないほど人間」なところを対比して描いていたのが巧みであった。もどれないのに来ちゃってるし、来ただけで痛くてつらいしさあ、惚れてあげないとウソだよね。ドラマじゃ。図書館に「ターミネーターの謎」とかいう本まであって、驚いたのだった。せつない映画ベスト3には入れておこう。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-21 22:57:01) |
60.子供のころはほんと怖がってたのを思い出す品 2もいいが原点となるこれもいい 2よりいいなっておもうのは主人公らの弱さ 低予算でこれほどのものが作られるんだから映画はいいなっておもいます ダダッダッダダ タララ~ってか 【ヴァッハ】さん [地上波(吹替)] 9点(2005-07-26 13:04:31) |
59.「 暗殺者 狙った獲物は 逃さない 骨になっても 任務遂行 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
58.子供の頃に1人で観たが、本当に怖かった。問答無用の強さ、いくらやっつけても追いかけてくる執拗さ。強烈だった。今観ても何1つ色褪せることなく、強烈に、ただ「ターミネーター」を本作は映し出す。改めて観て思うことは、ハリウッド映画では必ずくっつくヒーローとヒロイン。そのほとんどは本筋とは何の脈絡もなく描かれ、作品を冗長なものにするが、本作は決して削ることのできない物語の核として描かれている。観れば観るほど完成度の高さに脱帽。 【えいざっく】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-08 22:25:22) |
57.マイケル・ビーンはカッコいいよ。 【ボバン】さん 9点(2005-02-12 02:29:22) |
56.ほどよいしつこさ。そして、最高のおもしろさ。アクション映画の傑作。 【tonao】さん 9点(2005-01-25 22:44:18) |